新聞の表現も様々。


1.本日の活動
今日の神流町は一日通して晴れたのですが、風が強くとても寒くなりました。

最低気温はマイナス1.8度、最高気温は5.7度でした。

晴れているのに、寒い。

なんか矛盾した感じの天気でした。

それでも「朝のつじ立ち」と「演説」を、いつものように行いました。

「演説」は、「黒田(くろだ)」「万場1区(まんば1く)」「森戸(もりど)」地区で各1回ずつ行いました。

「演説」中には、強い風が吹いて、しゃべるのもままならないこともありました。それくらい風が強く吹きました。

続けるのって、本当に大変です。

2.新聞ごとに表現が違うもの
1月31日に総務省が、2016年の住民基本台帳に基づく人口移動報告を発表しました。

その発表に基づく読売新聞と上毛新聞の記事を比較してみます。

読売新聞
東京圏、21年連続「転入超過」…ペースは鈍化

読売新聞の記事を見ると、「東京1極集中」は続いてるが、「ペースは落ちている」と記載されています。

上毛新聞
東京圏へ人口集中続く 転入超過が5年ぶり減少

上毛新聞の記事を見ると、「東京への人口集中が続いている」と記載されています。

この2つの記事を見ると、読売新聞からは「東京への人口集中は、徐々に緩和されている」という印象を受けますが、上毛新聞からは「東京への人口集中は、これまでと変わらず継続している」という印象を受けます。

もととなるデータは、同じ「総務省」のものですが、新聞社によって記載の方法も異なるわけです。

これは書いている記者が異なるので、記載が異なるのも当然のことです。

重要なのは「読者が、どのように理解するか」ということだと思います。1つの新聞だけを読んで、その記載をそのまま信じてしまえば、読者の理解は「1つの新聞社」の意見だけになってしまいます。しかし、読者側が記事をそのまま信じず、いろいろな観点で考えたり、他紙と比較したりして考えるクセがあれば、「状況は記事の記載が全てではない」ことが分かるでしょう。

「読者」側に理解する能力が求められるのです。

1つの事象に対して、メディアの伝え方は様々です。そのため、読者・視聴者側で、「本当にそうなの?」「他の見方はないの?」と考えながら理解することが重要です。それが「メディア・リテラシー」なのです。

様々な意見が尊重される現代社会においては、「メディア・リテラシー」の能力を磨く必要があると思うのは私だけではないでしょう。

こういう記事を書きながら、私自身も「メディア・リテラシー」を意識しなければいけないと言い聞かせています。