「イベントの開催」は、「地域活性化」につなげられるのか?


1.本日の活動
今日の神流町は、快晴となりました。

最低気温は5.8度、最高気温は30.5度と非常に暑くなりました。

今日は、日中自宅で作業を行い、夜には「小学校ボランティア」の打ち合わせに参加してきました。

今、神流町にある「小学校の校舎」は、私が子供のころに使っていたものと異なり、今の校舎になって初めて校舎内に入りました。校舎を見る限り、私の子供のころの学習環境と異なることが、良く分かりました。学校教育については、またの機会にブログに取り上げたいと思います。

2.「イベントの開催」と「地域活性化」について
4月29日から5月6日まで神流町において開催された「鯉のぼり祭り」は、大盛況で終えることができました。

来場者数は、正確な数をまだ把握できていませんが、ここ5・6年で一番来場していただけたようです。

多くの人に神流町へ来ていただけたことは、非常にありがたいと思っています。

ただ、「鯉のぼり祭り」の活況を喜ぶだけではいけません。それをしっかりと検証する作業が重要だと思っています。

そこで、今日は「イベントの開催」と「地域活性化」について考えてみたいと思います。

●「地域活性化」とは?
まず、「地域活性化」の定義について考えてみたいと思います。

何をもって「地域活性化」というのでしょうか?

「人口増加」でしょうか?「歳入増」でしょうか?「来客数」でしょうか?

「地域活性化」という言葉の定義は、あいまいなように私は感じています。

「来客数」が「地域活性化」であるということであれば、今年の「鯉のぼり祭り」は、「成功した」と言えるでしょう。

しかし、「人口増加」が「地域活性化」を表すのであれば、「鯉のぼり祭り」は「失敗」と言えます。

「歳入増」についても同様に、「鯉のぼり祭り」による神流町への「歳入」にはつながりがありません。

私の中にも、「何をもって『地域活性化と言えるのか』」、まだ答えを見つけられていない状況です。

●「鯉のぼり祭り」は、神流町の人口と関係ない
今年の「鯉のぼり祭り」は大盛況でした。

「鯉のぼり祭り」は既に神流町において30年以上続けられ、神流町を表す重要なイベントとなっています。

しかし、「鯉のぼり祭り」がいくら盛況に終わったとしても、神流町の人口が増えたことはありません。神流町の人口は、右肩下がりに減り続けています。(神流町の人口は、ここ20年で半分以下に減少しています。)

「鯉のぼり祭り」を開催して、「神流町の『若者』が増えたのか?」というと、「若者」はまったく増えていません。神流町の若者は他の自治体に流出する一方です。

「『鯉のぼり祭り』を神流町の人口とうまく関連づける運用ができていないのか」、私の中でもしっかりと調べられていないので、まだ答えは見つけられていません。

ただ現時点ではっきりと言えることは、「鯉のぼり祭り」が活況だとしても「神流町の人口は減り続けている」ということです。これは推測でもなく、まぎれもない事実です。

●「鯉のぼり祭り」を継続することも難しい
神流町の「鯉のぼり祭り」は、もともと地元神流町の住民が出店を行っていました。私が子供だった20年ほど前、地元住民による出店数は「20店舗」を超えていました。しかし、今では地元住民による店舗は、「9店舗」まで減っています。半分以下になってしまいました。

なぜ地元住民による出店数が減少したのか?その原因は、「人口流出」と「高齢化」にあります。これまで出店していた方々の年齢が高齢化することで、出店の維持が難しくなりました。そして、あとを継ぐ後継者についても、神流町外に流出しているため、出店することができないのです。

もともと地元住民の出店によって行われていた「鯉のぼり祭り」ですが、今は外部の出店も許可する形態になっています。(「鯉のぼり祭り」における、「地元住民の出店エリア」と「外部の出店エリア」は、出店場所が明確に分けられて運営されています。)

地元住民の店舗においても、店舗の代表者の平均年齢は上がっていく一方で、若返りは行われていません。

地元住民の店舗において多く見られるのが、「神流町外に出た子や孫」が「鯉のぼり祭り」期間に手伝いに来て営業を行っているという光景です。そのようにして、ようやく地元住民の店舗の営業が維持されています。

店舗の営業はそのような維持ができていますが、「鯉のぼり」の掲揚・降納作業は、神流町住民主体で作業が行われているため、高齢化・人口流出の影響を受けています。開始時期が「早朝」であり、「GW外の作業」であることから、「神流町外に出た子や孫」の援助を望めない状態なのです。

●「地域活性化」のための「イベントの開催」は効果的なのか?
このように記載してみて「イベントの開催」が、「地域活性化」のために有効なのかどうかというと、私としては「有効ではない」と思っています。

「地域活性化」の定義があいまいなままではありますが、少なくとも神流町の「鯉のぼり祭り」においては、「人口増」「歳入増」につなげられていないことから、私は「地域活性化に有効ではない」と思っています。

よく「地域活性化策」として、「イベントを開催したらどうか?」ということを言われますが、「イベントを利用して人を呼ぶ」だけでは「地域活性化とは言えない」ということが私の考えです。

「イベント」は、あくまでも「地域を知ってもらうための『入り口』」に過ぎず、その「入り口」を経由して、さらに地域の奥深くまで入り込んでもらわなければ「地域活性化」につなげられないのではないかと思っています。「イベント」単体で考えるのではなく、「イベント」から連携した2手目の施策、3手目の施策、4手目の施策・・・といった「さらに先の施策」まで考えないといけないのだと思います。

では、「神流町は具体的に何をすればいいのか?」というと、私としてもまだ見つけられていません。これから見つけていきたいと思います。

 

偉そうなタイトルをつけておきながら、消化不良な感じの文章になってしまいましたが、現時点で私が感じたことを書かせてもらいました。