東京と地方の利害の調整。


今日の神流町は、終日曇りとなりました。

最低気温は19.2度、最高気温は24.9度となり、今日も少し気温が低めとなりました。

東京新聞に、以下のような記事がありました。

知事会議、人材不足で対応求める 大学改革決議は持ち越し
(東京新聞より)

記事によると、知事会議にて、東京一極集中是正のために、今後の東京23区にある大学の新増設・定員増を求めないよう意見が出たのですが、東京都の小池知事が反対し決議が見送られたそうです。

東京には大学が集中しているため、大学進学とともに地方から上京する若者が多くいます。そして、東京の大学に進学した人のほとんどは地方に帰らず、そのまま首都圏に就職し生活することになります。

そのため、大学が東京に集中していることが、地方の労働力を奪ってしまうことにつながっていると知事会では意見が出ているそうです。

東京に人口が集中する一方で、地方では人材不足が深刻化し、地方の発展の阻害要因となっています。大学の東京一極集中を是正することは、地方へ人材を還流させる一つの手段となるとの意見が多いことも事実です。

大学の東京一極集中を是正することに対して、東京と地方それぞれの意見の調整が必要ですね。双方の落としどころを見つける必要がありますが、この「落としどころを見つける」という行為こそが政治ですね。