水道事業も広域化の動きがあるようです。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス1,2度、最高気温は9,9度と、今日も寒くなりました。

昨日の日経新聞に以下の記事がありました。

水道事業が広域化へ香川は全県1つ、国も後押し

(日経新聞より)

水道事業は、基本的に各市町村により運営されています。

記事によると、香川県にて水道事業を1つに統合するとのことです。これは、全国初の試みです。

水道事業は、各市町村単位に運営されていますが、各市町村の人口減少による使用料収入の減少と設備の老朽化による改修費の問題が各地で発生しています。

そこで解決策としてあがっているのが、広域連携という方法です。複数の市町村で連携し、不要な設備の利用をやめるなどの運営を合理化することができるとして、広域連携が進んでいるのです。今回の香川県の取り組みも広域連携の一環です。

しかし、広域連携の際にまず問題となるのが、水道料金の違いです。水道事業は、各市町村単位に運営されているので、料金は市町村ごとに異なります。広域連携するときに、同じ水道設備を共有することになるので、水道料金を統一しようとするところで、意見が割れてしまい、統一できなくなることもあるようです。

料金の統一は、調整で問題となるなかのひとつです。その他にも広域連携するうえでは、様々な調整が必要となります。

調整を行ううえで、必要なことは、目先の損得だけで議論するのではなく、長期的な視点でのメリット・デメリットも検討することだと私は思います。

香川県の動きには、関心をもって見守りたいと思います。