国民健康保険の制度変更。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス4,6度、最高気温は10,4度と暖かくなりました。

今日の上毛新聞に以下の記事がありました。

国民健康保険 11市町村で緩和措置 新年度の運営方針、知事に答申

(上毛新聞より)

国民健康保険は、現在市町村単位に運営されていますが、平成30年度から都道府県単位に運営される方法に制度が変更されます。これは、国民健康保険法が変更されたことに基づいて行われています。

制度変更の理由は、人口減少と高齢化により国民健康保険の収入よりも支出の割合が増えており、市町村単位での運営が厳しくなったなどです。また、市町村ごとに国民健康保険料に差があるといったことも理由に挙げられています。そこで、制度変更により、市町村単位から、都道府県単位に運営規模を引き上げることで、運営効率の向上と住民が負担する保険料の平準化を図ろうとしています。

今回の記事に記載されたのは、市町村から県に納付する住民一人あたりの金額です。県での運営は、市町村から納付された金額により行われます。

住民が実際に払う国民健康保険料は、これまで通り市町村側で決めます。ただ、従来と異なるのが、今回発表会された県への納付額をもとに市町村側で住民に課す保険料を決めることになります。

制度変更は、人口減少・高齢化に直面した日本社会において、今後も国民皆保険を維持するために必要なことです。

公共サービスを維持するには、今回の国民健康保険のように、定期的に制度の見直しを行うことが必要なのです。