議員の6分の1を超える人数が辞職すると単独での補欠選挙


昨日の神流町は、雲り時々晴れとなりました。

気温はそれほど高くなかったものの、じっとりとする暑さを感じました。

ところで、徳島県神山町で以下のような話題が出ています。

徳島・神山町議会補選決定 3現職 自主解散応じず

(徳島新聞より)

徳島県神山町では、3年前の町会議員選挙をめぐって、現金の授受があったとして公職選挙法違反で議員10名のうち半分の5名が辞職するという事態に陥っています。

通常、議員が辞職したとしても、首長選が重ならなければ補欠選挙は行われません。

しかし、議員定数の6分の1を超える議員が辞職すると、議員を補充するための単独での補欠選挙を行うことになります。

神山町では、定数10人のうち5人が辞職したため、補欠選挙を行う必要性が発生したのです。

また、議会は自主解散を行う権利も保有しています。現職議員の4分の3以上が出席し、5分の4以上の議員が賛成すれば議会は自主解散を行えるのです。

今回の徳島新聞の記事では、自主解散を行うかどうか議会で話し合われたようですが、反対多数により自主解散しないことに決まったそうです。

いずれにしても、議会の半数が辞職するという異常事態が神山町では発生しています。

神山町は、人口6千人に満たない小規模な自治体でありながら、移住者が多く、地域活性化の先進的な自治体として有名です。全国から視察が殺到する自治体です。

神山町の優れたところは、NPO法人が仲介役となって空き家の活用にいち早く取り組んだことです。また、国内外の芸術家が神山町という町の資源を使って芸術活動に取り組んでいます。