自治体間の競争はどうなるのか


ふるさと納税制度が、かなり普及してきました。

この制度の本来の趣旨は、応援する自治体を国民が選べることでした。

ふるさと納税制度が普及していくと、利用者は返礼額の割合の高い品物へと注目するようになります。

自治体も寄付金を集めたいことから、目新しく返礼額の高い品を揃えるようになり、自治体間での返礼品合戦につながっていきました。

果たして、自治体間で競争することは、地域にとってプラスとなるのだろうか、そんな疑問が私には浮かびます。

自治体間競争は、お金を集めることに注力されているように見受けられます。

使えるお金が多ければ、地域活性化施策も様々な策を打てることでしょう。

ただ、お金集めの競争が地域の魅力を落とすことにならないかを私は危惧しています。

お金ではなく、地域自体や地域の特産品をPRしたいということであれば、ふるさと納税の他にも方法はあると思います。

ふるさと納税制度から、そうしたことを考えさせられました。