訪れるところに住む人の気持ちになってみよう


今日の神流町は、朝から晴れています。

4月の神流町は、晴れていても、まだ朝の気温は10度未満で寒いのですが、日中は非常に暖かくなってきています。

ところで、昨日、神奈川県知事が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために自粛要請が出ている中、先週末に神奈川県の特定地域に多くの人が訪れていたことに対して「来ないでほしい」と記者会見で訴えました。
神奈川県知事「神奈川にこないで」 外出自粛を呼びかけ
(NHKより)

神奈川県知事の発言は、4月19日に神奈川県藤沢市や鎌倉市に県外から多くの方が訪れ、緊急事態宣言前よりも人出が増える状況になったことに伴うものです。

私は、この神奈川県知事の気持ち、藤沢市や鎌倉市の方々の気持ちがよくわかります。

きっと他地域から訪れた方は、自粛することに疲れて一時の気晴らしをしたいと考えたのかもしれません。また、地方であれば、都会よりも人が密集する機会が少ないので感染するリスクが少ないだろうとも考えたでしょう。

しかし、訪問される現地の人の気持ちを考えてみると、おそらく「外部から新型コロナウイルスを持ち込まれるかもしれない」という思いがあったと思います。これは、地元の人にとってはかなりストレスを与えることになります。

こういう緊急事態の場合、「自分が良ければいい」という考えではなく、ぜひ、「自分の行動によって周りはどう思うか」を想像していただき、行動を判断していただきたいと思います。

自分たちの行動を不快に思い、ストレスを感じる人はいるのです。これを神奈川県知事は代弁してくれたのだと私は思います。

ぜひ、皆さん、訪問先の地元の人たちの気持ちを考えてみてください。