5月5日群馬県知事記者会見を見て


今日の神流町は、曇りで夕方から少し雨が降りました。

今日は、5月5日、子どもの日です。

例年であれば、鯉のぼり祭りでにぎわい、多くのご家族が神流町に訪れていただけるのですが、今年は新型コロナウイルス感染防止対策として、鯉のぼり祭りを中止しているため、神流町は静けさに包まれています。

昨日、日本政府から正式に緊急事態宣言の期限を、全都道府県を対象地域として5月末まで延長することが発表されました。

これを受けて、本日、群馬県知事は臨時記者会見を行い、群馬県における方針を発表しました。

本日行われた記者会見の主なポイントは、以下のようになっています。
1.外出自粛や施設の使用停止(営業自粛・休業要請)は、5月末まで延長とする。ただし、「ホテル・旅館等の宿泊施設」及び「ゴルフ場」にかかる措置は5月6日までで終了。

2.小中学生の学習をサポートするオンラインサポート授業を群馬テレビでも放送する(5月7日~29日、平日2時間程度)。

3.授業日数が不足する可能性があるため、県立学校については、夏季休暇期間を短縮することを検討する。市町村立学校の夏季休暇短縮については、市町村の判断となるが、県と市町村で連携を取り歩調を合わせるようにしたい。

4.西村経済財政担当大臣へ要望(地方財源の拡充、教育環境の確保、9月入学の検討)

1の休業要請期間の延長について、休業要請期間が延長となったにも関わらず、既に方針を示した「感染症対策事業継続支援金」の見直しは考えていないようです。

この支援金は、4月25日~5月6日までの期間、休業または営業時間短縮を行った事業者に対し、1事業者あたり20万円までを支援するものです。

休業要請期間を延長するのであれば、支援金の内容も見直すべきだと思いますが、現時点で見直しを検討していないことは事業者にとって非常につらいものになると思います。

また、3の夏季休暇短縮について、本日の記者会見では具体的なところまで説明はありませんでした。市町村立の学校も夏季休暇短縮した場合、どういう具体的な対応を行うのか、今後具体策を明確にしていくべきだと思います。

そろそろ出口戦略を考え、緊急事態宣言解除後にどういう状況になるか、どういう対応が必要になるかを検討しなければいけないと思います。

緊急事態宣言は、県に非常に強い権限を与えます。今後も継続して、県の方針を注視していく必要があります。