オンライン会議・テレワークがこれからは日常的に


今日の神流町は、曇っていて、これから時々雨が降るようです。

昨日の暑さとは一変して、今日は涼しくなっています。

さて、新型コロナウイルス感染症の影響で、外出や大人数での集まった会合が自粛され、インターネットを活用したオンライン会議(Web会議)が日常的に見られるようになりました。

テレビを見ても、スタジオでの出演ではなく、距離を保つためにインターネットを経由して遠隔地からの出演という光景が多く見られます。

5月になって私も先週に1回、今週1回、神流町にいながらオンライン会議に参加しました。神流町は、インターネット回線の整備が進んでいないことから都市部に比べて回線速度が遅いのですが、私がオンライン会議に参加した時には、特に回線速度が遅くても支障なく参加することができました。

オンライン会議は、あまり高い性能が無くても実現できるのかもしれません。

こうしたオンライン会議の普及は、望ましいことだと私は思っています。

人と接触して感染リスクにさらされる危険性が減るだけでなく、会議に出席するための移動時間も削減でき、自由な時間が増えるからです。自由な時間が増えることで、他の作業が出来たり余暇時間を増やすことで充実した一日になることもできます。

オンライン会議は、新型コロナウイルス感染症という想定外の脅威によって普及速度が速まりました。ただ、仮に、新型コロナウイルスの脅威が減少したとしても、オンライン会議の重要性は減らないと私は思います。

これまで人を集めて開催することが普通だった会議・会合についても、「本当に集めてまで開催する必要があるのか」をしっかりと考え、「オンライン会議でも問題なければオンライン会議で」という形式で会議が行われるようになってくると思います。

時々出る、オンライン会議に否定的な人の意見としては「会議は実際に会って、話し合わなければ意思疎通は出来ない」というものがあります。

本当にそうなのかな、と私はその意見を不思議に思います。オンライン会議でなくても、電話やメールで意見交換を行うこともあります。電話やメールといった非対面での情報交換でも意思疎通は図れるものです。わざわざ人を集めるというコストを払ってまで、集める必要があるのか、実際に会うことの必要性・意味・効果について、しっかりと考えなくてはいけないと思います。

オンライン会議だけでなく、テレワークも同じです。

現在、外出自粛のため、テレワークが推進されています。テレワークで業務が行えるということは、在宅で業務を終わらせることができるので、わざわざ出社する必要はないことを意味しています。これまで出社する必要のない業務を、わざわざ出社して行っていたとも言えます。

テレワーク推進の動きも新型コロナウイルスの脅威が減少した後も、止まることなく、より推進されていくことと思います。

役所では、セキュリティや対面による業務が多い都合上、なかなかテレワークが進みにくい状況ですが、群馬県庁では職員がテレワークを行うための環境整備のために補正予算を組みました。(令和2年度5月補正予算(臨時会提出分)主要事業はこちら(pdfファイル:85KB))(群馬県庁HPより)

群馬県庁には、ぜひ、県庁でどのようにテレワークに取り組んでいるかを群馬県内の市町村にも情報を提供していただき、役所におけるテレワーク推進の旗振り役になっていただきたいと思います。

テレワークやオンライン会議が広がることで、都市部で働く必要性が薄れ、誰もが暮らしやすい場所に住みながら仕事出来る社会に近づいていくと私は願っています。