デジタル化が進めば、多様な方々が社会に参加しやすくなる


今日の神流町は、朝から雨が降っています。

昨日は、暑くなりましたが、雨の日と暑い日が交互にあって、安定しない天気となっています。

雨の日が多いため、神流川もずっと濁っています。

さて、新型コロナウイルス感染症対策として、テレワークが推進されてきました。

テレワークの効果は、通勤時間を短縮できるだけでなく、人との接触を減らせることから、様々な効果をもたらします。

例えば、障がいを持つ方々の社会への参画です。

今年の通常国会では、参議院議員の難病を持つ舩後靖彦氏が、新型コロナウイルス感染症防止対策として国会への登院を控えていました。
舩後靖彦氏が参院本会議に出席 国会内の防疫体制を見定め活動(共同通信より)

これについては、国会議員なのだから出席すべきなどという意見もありましたが、本人にしてみれば難病を患っている身であれば、自身を守るための措置を行うのは当然のことであり、登院を控えるのは選択肢として考えられるべきものです。

舩後さんは、国会休会を呼び掛けたようですが、受け入れられませんでした。

今回のような問題は、インターネットによりオンラインで国会に参加できるようになれば、解決できることだと私は思っています。

難病を持っている方であっても、インターネットを利用して自宅等の感染に不安の無い場所から参加すれば、このような問題は発生しないのです。

新型コロナウイルス感染症対策として、国会だけでなく地方議会においても、デジタル化を進め、登院しなくても参加できるようにすべきだと考えます。

このようにデジタル化を進めることは、あらゆる人に社会への参画の場を広げるきっかけとなるのです。

自宅から外に出ることの出来ない人であっても、インターネットを利用して面談や作業を行うことができれば、自宅に居ながら仕事が出来るのです。

私は全てデジタル化をしろと言っているのではありません。

紙などのアナログの手法も残しつつ、デジタル化も行えるように制度を変えるべきだと考えています。

デジタル機器の利用に抵抗のある人は、これまで通りアナログの手法を使い、デジタル機器を利用したい人はデジタルの手法を利用すればよいのです。

デジタル化で、これまで社会に参画しにくかった人が参画しやすくなることで、多様性が広がり、社会のあらゆる可能性が高まっていくのではないかと思っています。

デジタル化に抵抗のある人にも、こうした観点で考えていただき、理解してもらいたいものです。