地域での生活」カテゴリーアーカイブ

今年最初の読み聞かせ


気が付けば、10月も終盤になり、もうすぐ終わりの時期となりました。

神流町では、木々も色づき始め、朝の冷え込みが厳しくなり、秋になってきた感じがします。

10月26日には、今年最初の読み聞かせを地元の小学校で行ってきました。

今年は、コロナの影響で年度初めに休校期間があったこともあり、読み聞かせのボランティアは、1学期は休みで2学期から開始となりました。

今回は、小学校1・2年生向けに読み聞かせを行ってきました。

今年の小学校の授業の様子は、コロナの影響もあり、生徒がみんなマスクを着用して授業を受けています。

読み聞かせを行う私の方もマスクを着用するようにと、先生方から事前に連絡をいただいていただので、マスク着用のまま、読み聞かせを行わせていただきました。

秋になって寒くなってきたとは言え、小学生は元気で、寒さを気にしていないようでした。

私の読み聞かせの当番は、年内はこの一回のみで、次回は年明けとなります。

読み聞かせを行う際、いつもどんな本を読もうか悩むのですが、絵本に触れることで普段接することのない新たな発見もできたりします。

こういう経験も大事ですね。


9月定例議会終了 一般質問の概要報告(その2)


気が付けば、10月も半分が過ぎました。

神流町でも木々が徐々に色づき始め、日の入りの時間が早まってきて、秋が近づいてくるのが感じられます。

さて、前回の投稿から一か月経ってしまいましたが、9月定例議会の私が行った一般質問の概要の続きを掲載したいと思います。

前回掲載したのは、昨年の台風19号被害箇所の復旧状況についてでした。

その他にも、私は、2つ目の質問として、「昨年の台風19号の経験を踏まえた神流町の防災・減災対応の改善点や見直したところ」についても質問していました。

役場からの回答の概要は、以下のようになりました。
・避難先で情報を得られる手段が限られていたことから、避難所にテレビの設置。神流町ケーブルテレビの機器更新により、災害時の緊急放送ができるように対応。
・避難所の改善策として、プライバシー確保や新型コロナウイルス感染症対策として、パーティションテントの設置。また、段ボールベッドやモバイルバッテリーの準備などの設備の整備。
・区長や消防団等と話し合いを持ち、地域における避難の連携を確認。

※群馬県内では段ボールタイプのパーティションを設置する自治体が多いようですが、神流町では設置時間が短く、より少ない人数で設置できるなどの理由から段ボールタイプではない、別のパーティションを設置しています。

次に、私が行った3つ目の質問は、「防災・減災対応を行う上での新型コロナウイルス感染症対策と避難所運営の改善点について」でした。

この質問に対する役場からの回答の概要は、以下のようになりました。
・避難所の受付時の検温・問診等の実施や避難所内での手洗いや基本的な感染症対策の徹底。
・避難所が密になることを回避するために、空きのある避難所を伝える。
・避難所運営のマニュアル作成 など

こうした取り組みを行い、災害に備えておくことは必要なことだと思います。

特に、避難所運営マニュアルを作成しておき、避難所の運営を意識しておくことは重要なことだと思います。

避難所運営マニュアルを作成する取り組みは、徐々に県内の自治体でも見られている動きですが、神流町においても取り組みが進められていることはよいことだと思います。

今後も、こうした一般質問等を通して、神流町の防災・減災対応に取り組んでいこうと思います。

今回の一般質問の概要は以上です。


9月定例議会終了 一般質問の概要報告(その1)


昨日(9月17日)で、今年度の神流町9月定例議会が終了しました。

定例議会最終日は、令和元年度の決算認定と一般質問が行われました。

今回、私が行った一般質問は、「昨年の台風19号被害の復旧状況と防災・減災対応の改善状況」についてです。

私が行った質問に対しての執行部の答弁の一部を報告させていただきます。

1.町道の復旧状況
災害箇所10か所、全て令和2年度中に完成予定。

2.県道の復旧状況
  高崎神流秩父線、富岡神流線は、令和2年度に発注済み。
  小平下仁田選は、令和2年度中に完了予定。

3.麻生総合グラウンドの復旧状況
  令和2年8月に国の災害査定完了。復旧は、令和3年秋ごろの予定。

復旧状況の報告は、以上となっています。

町道などの神流町が単独で事業を行える箇所については、速やかに復旧を進めることが出来るのですが、県や国などが管轄する箇所は完了までに時間がかかるようです。

昨年の台風19号は、群馬県においても被害箇所が多かったため、県や国の対応に時間がかかるのも分からないでもないのですが、利用者である住民にとっては一刻も早く復旧していただきたいと思います。

メディアには、台風19号被害の復旧について取り上げられることはありませんが、まだ、復旧が終わっていないことを忘れてはいけません。

また、これから台風シーズンに入ります。昨年の災害箇所の復旧が終わらないうちに、新たな台風が来れば、被害も拡大しかねません。

県や国の対応を望むばかりです。

今回の一般質問では、上記の他にも「防災・減災対応」や「避難時の新型コロナウイルス感染症対応」についても取り上げましたが、それらの内容については、後日記載します。


例年と異なるお盆が過ぎました。


8月の上旬に梅雨が明け、神流町でも連日30度を超える暑い日が続いています。

ここ数日雨が降っていないため、神流川の濁りもおさまり、鮎釣りの人の賑わいが戻ってきた感じです。

今年は、新型コロナウイルスの影響で、神流町のお盆の状況も例年とは異なりました。

新盆参りに行くと、行く先々で、玄関口に消毒液が準備され、座席間隔もあけているお宅ばかりでした。

新型コロナウイルスは、お盆の状況も変えるのです。

新型コロナウイルスにより、生活の細部まで影響を与えていることが良く分かりました。

こうした生活の細部まで気を使う状況が、まだしばらく続くことでしょう。


「GIGAスクール構想」を進めるには、条件不利地域の環境整備が不可欠


気が付けば、8月になりました。

8月に入ってからの5日間ほどは、神流町でも晴れが続き、非常に気温も暑くなっています。

ただ、神流川の濁りは、まだ解消されていません。

例年であれば、今の時期の土日には「神流の涼」というイベントで、多くの観光客でにぎわうところですが、今年は「神流の涼」が新型コロナウイルス感染症防止の観点から中止となっているため、静かな日々が続いているように感じます。

ところで、新型コロナウイルス感染症により、今年の3月~5月に小中学校が一斉休校となった措置の経験から、政府は「GIGAスクール構想」の前倒しを進めています。

「GIGAスクール構想」とは、小中学生一人に1台のパソコンを提供し、ICT教育を進めていく国の施策です。
GIGA スクール構想の実現へ(文科省HPより)

この「GIGAスクール構想」は、当初の予定では令和5年度までに達成することを目標としていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で学校が休校中であってもオンライン等で継続して授業の出来る機会を確保する目的から、今年度にパソコンの提供を前倒しで実施することになりました。
GIGAスクール構想の加速による学びの保障(文科省HPより)

神流町においても、今年度に小中学生に一人一台のパソコンを貸与し、小中学校のLAN環境を整備する予算措置を6月の補正予算で行いました。

私は、情報機器を早くから使いこなせるようになることには賛成なので、こうした取り組みが進められることは喜ばしいと思っています。

ただ、神流町のような山間部や離島地域では、パソコンがあったとしても情報通信回線網の整備が都市部よりも遅れているため、インターネットの活用が十分に出来ないケースが発生することも考えなければいけないと思います。

神流町は、人口が少ないことからNTT等の民間企業による情報通信網整備が行われていないため、町で整備を行いました。回線速度は、都市部に比べて早いとは言えない状況になっています。

また、町で情報通信網を整備したことから、町民は町に対してインターネット利用料を支払い、通信網の維持費は町が通信業者に支払います。通信網の回線使用料を町が負担し続けるのです。

「GIGAスクール構想」という政策自体は、文部科学省の所管で進められていますが、情報通信網の整備は総務省の所管です。

「GIGAスクール構想」を進めるにあたり、神流町のような山間部や離島などの条件不利地域の情報通信網を合わせて整備することを考えなければ、「GIGAスクール構想」の活用が地域によって差がついてしまう状況になるのではないかと私は考えます。

インターネットは、利用するコンテンツによりデータ容量が大きく異なります。ネットニュースやブログの閲覧くらいであれば、それほど容量は大きくないので、回線速度が速くなくてもあまり影響ないかもしれません。

動画や作り込みが凝っているサイトを閲覧するとなると、急に容量が大きくなるので、回線を圧迫することになり、通信環境が遅いと支障が発生します。

それだけではありません。文科省では、今回の「GIGAスクール構想」を進めるにあたり、インターネット通信設備を持たない家庭向けにモバイルルータを貸与するための補助金制度を設けています。しかし、山間部や離島では、そもそもモバイルルーターを利用できない地域も存在することから、条件不利地域ではそのような補助金を活用できないケースも想定されます。(神流町においても、モバイルルーターを利用できない地域が存在します。)

山間部や離島のような条件不利地域においても、インターネットをストレスなく、誰でも平等に利用できるようにすることも「GIGAスクール構想」を進めていくうえで考慮していただきたいと私は思います。

条件不利地域の状況も想定していただき、国の施策を進めていただきたいものです。


コロナの影響は地域経済に波及している。


昨日の神流町は、日中暑くなりましたが、夕方から夜にかけて激しく雨が降りました。

今日も日中は暖かいのですが、夕方から雨の降る可能性が高いようです。

さて、新型コロナウイルスの影響により、様々な業種に影響が発生しています。

様々なイベントが中止となり、会合や葬儀の規模自粛、移動範囲の制限など、様々な業種に影響が発生しています。

以下の書籍「コロナショックサバイバル」(文芸春秋社)に記載されていますが、今回の新型コロナウイルスによる経済の影響は、リーマンショック時と大きく異なるようです。

[冨山 和彦]のコロナショック・サバイバル 日本経済復興計画 (文春e-book)

リーマンショックの際は、金融機関の業績不調や輸出事業などの大手企業の経営悪化を中止にして、経済が悪化する流れでした。

それに対し、新型コロナウイルスの影響は、大手企業だけでなく、地域の飲食店や宿泊業など、身近な商店にも売り上げ悪化などを及ぼしています。身近な商店が多い、地域経済にも影響を与えている点で、リーマンショックと異なるとのことです。

地域経済は、決して規模の大きい企業ばかりとは限りません。中小・零細企業が過半を占める構造です。そのため、大企業と異なり、長い不況構造に耐えられる状況にはないと言えるでしょう。

新型コロナウイルスによる地域経済の影響を緩和するために、直接的な資金注入などの消費喚起だけでない対応が必要となります。

地域経済は、身近な存在です。しっかりと支援しなければいけません。

新型コロナウイルスは、大規模都市を中心に再び感染が広がっていますが、感染拡大につとめながら地域経済を維持できるような支援策を行う必要があります。


豚熱の拡大が進んでいます。


7月は雨が続くため、神流川はずっと濁ったままです。

もうしばらくの間、神流川が澄んだ状態で流れているのを見ていません。

さて、昨年頃からジワリと話題になっていた豚やイノシシに感染する豚熱が、現在でも本州で感染が拡大しているそうです。
1カ月当たり感染頭数減も… 豚熱イノシシ拡大じわり 19年12県→20年17都府県 各地、防疫を徹底(日本農業新聞より)

豚熱は、人間に感染することはありませんが、豚に感染すると致死性が高いとの特徴があります。そのため、養豚場では、危機感を持っています。

群馬県では、昨年から養豚場でワクチン接種を実施したり、イノシシの侵入を防ぐための金網を設置するなどの対策を実施しています。その成果もあり、群馬県では養豚場での豚熱感染は報告されておりません。
CSF(豚熱)対策について(群馬県HPより)

群馬県でも、昨年、豚熱の感染拡大を防ぐためにイノシシ向けに経口ワクチンを散布しましたが、今年に入っても豚熱に感染したイノシシが発見されています。

人に感染することが無いと言っても、豚に感染してしまったら、養豚業の方々に大きな被害が発生します。

山林に入る際は、消毒を行うなど、引き続き豚熱拡大防止のための対策が必要です。


6月定例議会 新型コロナ対策を質問


ここ3日間ほど、神流町では曇りときどき雨というどんよりとした天気になっています。

気温は低めなのですが、湿度が高いため、じめじめとして蒸し暑く感じます。

昨日は、6月定例議会が行われました。

議案は、以下のものです。

・令和2年度補正予算
・各種条例案

今回は、定例議会なので、一般質問が可能であり、私は神流町における新型コロナウイルス感染症対策について、質問をさせていただきました。

私にとっての問題意識としては、「神流町のような小さな町で仮に感染者が発生した場合に、役場や診療所の機能は停止せずに事業を継続できるかどうか」でした。

この質問に対し、行政側の回答として、「役場(本庁舎)で感染者が発生した場合は、中里合同庁舎などの施設を活用し事業を継続する。診療所については、万場診療所・中里診療所がそれぞれ利用できることで、事業を継続する。」とのことでした。

神流町は、旧万場町と旧中里村が合併してできたため、庁舎が本庁舎と中里合同庁舎、診療所は万場診療所と中里診療所のそれぞれ2か所ずつ設置されています。

今回の新型コロナウイルス感染症のような緊急時に、こうした2か所の施設が存在することで、事業の継続性が担保できるというメリットが証明できたと私は思っています。

一か所で管理していると、効率的ではありますが、その拠点にトラブルが発生した時に問題となります。そのため、バックアップ機能となる施設の存在が不可欠となります。

行政や医療施設に関しても、事業継続性の観点から見るとバックアップとなる施設の存在の重要性が、今回の新型コロナウイルス感染症の問題で明確になったのではないでしょうか。


テレワークの普及が地方に好機となるかも


昨日は、夕方から夜にかけて、神流町でも短時間に激しく雨が降りました。

今日は、晴れ時々曇りという天気になっています。

私は、昨日と今日、WEBでの会議を行いました。

神流町に居ながら、群馬県だけでなく、全国津々浦々の方々とインターネットを使って同時に会議が出来ることは非常に便利なことだと感じています。

昨日、NHKスペシャル「令和未来会議 危機をどう乗り越えるか?コロナ時代の”仕事論”」(NHKのサイトより)を少し見ました。

内容は、新型コロナウイルス感染症の広がりにより、企業の業績がマイナスに働くだけでなく、業態事態の変化や働き方も変わるというものでした。

新型コロナウイルスの脅威が続く限り、企業にとっては非常に厳しい状況が続くと思います。

ただ、番組の中で私が気になったのは、今、テレワークが普及する中で東京から地方に移住したという旨の発言があったことです。

テレワークは、インターネット環境さえあれば、それ以上の条件は必要ありません。

テレワークの普及で、これまで都市部でないと出来ないと思われていた仕事が、地方でも出来ることが認識されてきているように思われます。

地方でテレワークを活用すれば、自然の中で働くことが出来るのです。地方には、都市部のような満員電車のストレスもありません。

テレワークの普及は、地方にとっては好機と考えてもよいでしょう。

都市部へ集中することが、感染症拡大に弱いことが、都市部に感染者が多いことからも証明されたと思います。

リスクを分散するためにも、地方へ住む場所を分散することが必要なのです。

仕事は実際に人と会わなければ出来ない、と思う人もいるかもしれませんが、テレワークを一度やってみると、意外と不便なく仕事が出来ることを実感すると思います。

医療や介護など、テレワークの導入が難しい職種も確かにあります。すべての業種にテレワークを導入するのではなく、可能な限り導入していこうと考えることから始めればいいのではないかと私は思います。


神流町にもアベノマスク到着


昨日、今日と神流町は熱くなっています。

昨日(6月3日)に、神流町にも政府による全世帯へ配布する布マスク(通称:アベノマスク)が届きました。

4月上旬に配布が決定してから、神流町に到着するまで約2か月がかかりました。

私としては、マスクを配布するのではなく、その資金を各自治体の裁量で利用できる地方交付金に上積みした方が良かったのではないかと思いますが、もう実行されてしまったので、予算を戻すことは出来ません。

今日の上毛新聞に、以下の記事がありました。
政府配布マスク 寄付を 続々呼び掛け 学校や医療現場で活用
(上毛新聞より)

安中市や伊勢崎市など、群馬県のあらゆる自治体で、未使用のアベノマスクの寄付を募る活動が行われているそうです。

寄付された布マスクは、小学校等に寄付することを検討しているようです。

国会や安倍首相の記者会見で見た感じ、また、安倍首相以外の閣僚でも使用している人が少ないことからも、アベノマスクは、大人が使用するには少し小さすぎるように見えます。

子どもが使用するサイズには十分だと思うので、小学校等で使用されると、良いのではと思います。