専決処分とは?


1.本日の活動
今日の神流町は、晴れのち曇り。

最低気温は9.6度、最高気温は26.4度と、今日も暑くなりました。

今日は、終日自宅で作業をしていました。

2.「専決処分」とは?
昨日行われた臨時議会では、「平成28年度補正予算」と「平成29年度補正予算」の「専決処分」について採決が行われました。

そこで、「専決処分」について解説したいと思います。

「専決処分」とは、首長が緊急を要し、議会の承認を得る期間の無いと考えた場合に、議会の承認を得ずに出来る制度です。昨日採決された予算は、「緊急を要し、執行しないと業務が滞ってしまう」ということで、「専決処分」されました。

「予算」に限らず、「条例」についても「専決処分」で執行されることがあります。昨日の臨時議会でも1つの「条例」が「専決処分」で執行され、承認されました。昨日の「条例」が「専決処分」された理由は、法律が平成29年3月31日に改正され、4月1日に施行されたことから、その法律と整合性を合わせるために「条例」も改正する必要があるとの理由から「専決処分」が行われました。

「専決処分」を実行することができると、「議会はいらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。「専決処分」は、「緊急を要する場合」等のやむを得ない状況に限定されており、乱用することは認められていません。そして、「専決処分」された案件についても、後日議会での承認決議が必要であり、議会で「否決」されてしまった場合は、「専決処分」された案件に対して首長が「しかるべき措置」を行わなければいけません。

このような仕組みになっているため、地方自治において基本的に「議会の承認」は必要となっているのです。