月別アーカイブ: 2019年10月

臨時議会と台風19号による被害の状況


昨日は、神流町の臨時議会が開催されました。

議題は、以下の4議案です。

1.神流町一般会計補正予算の報告

2.神流町生活排水処理事業特別会計の報告

3.神流町簡易水道事業特別会計の報告

4.道の駅増築工事事業者の承認

今回の臨時議会は、10月21日に告示され、23日に召集されるという非常に短期間での召集となりました。

これは、台風19号による被害の対応によるので、災害時はこのような緊急での召集もあり得ます。

議題の1から3は、災害復旧に伴う専決処分の議案でした。

議題4については、工事業者の選定にあたり議会の承認が必要となるものであるため、議案になったものです。(神流町では条例により、契約金額が5千万円を超える契約については、議会の承認が必要となっています。そのため、5千万円を超える工事については、議会の承認を得られなければ、工事に着工できなくなっています。)

台風19号により神流町では、人的被害は発生しませんでしたが、243名の方が避難し、道路の崩壊等影響がありました。

以下に、被害のあった現場(一部)を掲載いたします。


神流町の総合グラウンドの状況です。神流川の水が、総合グラウンドまでのってしまい、ライトのフェンス・照明が崩れてしまいました。


県道・小平下仁田線の持倉地区手前の状況です。法面が崩れて一時期通行止めとなりましたが、現在は通行できる状態になっています。


県道・小平下仁田線の白石地区の状況です。路肩が崩落しましたが、通行は出来ます。


魚尾の下小越地区手前にある橋の一部が崩落しました。仮復旧を行い、通行できる状態になっています。

町道166号線です。道が崩落しているため、現在通行止めとなっています。

神流町では、現在、避難している世帯はなく、停電・断水共に解消しています。

神流町の主要道路である国道462号・299号ともに通行は出来ますが、町道や林道は通行できない箇所もあります。

詳細は、神流町のHPに掲載されていますので、以下のページを参照してください。

http://town.kanna.gunma.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=403&comment_flag=1&block_id=49#_49


災害に備えるためにイベント中止もやむを得ないと思う


台風19号が近づいています。

この台風19号は、かなり大規模であるため、大きな影響が予想されます。

JR等の公共交通機関においても、12日からの計画運休が検討されているようです。

神流町においても、13日に予定されていた体育祭が中止となりました。

私は、この判断は適切だったと思います。

神流町の体育祭は、年に一度の開催であるため、体育祭を楽しみにしていた方もいるかと思います。しかし、今回の台風に備えることや台風後の対応を行うためには、役場職員をはじめとした多くの方の対応が必要となり、迅速な作業を求められます。

台風への減災や速やかな対応を行うためには、今回の体育祭中止は致し方なかったと思います。

イベントにより町民に活気ややりがいを与えることも重要です。

ただ、災害対応等で住民の生活を守ることも重要です。

こうしたことを考え、時には中止という決断も必要となるのです。

台風19号による被害が出来るだけ少なくなることを願いたいと思います。


「第24回全国小くても輝く自治体フォーラム in 南牧村」に参加して


久しぶりの投稿になります。

この夏は、参議院選挙があったりして、いろいろな活動をしていました。

この夏の活動は、おいおいご報告したいと思います。

さて、私は先週10月4日・5日に南牧村で開催された「第24回全国小くても輝く自治体フォーラム in 南牧村」に参加してきました。

このイベントは、「全国小さくても輝く自治体フォーラムの会」が主催し、小さな自治体を廃止する動きが見られる中で、小さくても自立・自律した道を選び持続可能な自治体の運営を目指す活動を目的としたものです。

今回、私は初めて参加させていただきましたが、参加した自治体には北海道から九州まであらゆる地域の自治体関係者が参加していました。

南牧村は、神流町のすぐ隣の自治体であり、高齢化率が日本一高いことでも有名ですが、環境も神流町と非常に似た状況にありますが、そのような自治体で今回のイベントが開催されたことは非常に意味のあることだと思いました。

このイベントでは、各自治体の取り組みが紹介されました。

1日目は、全体会として、講演やパネルディスカッションが行われました。

2日目は、3つの分科会に分かれ、分科会ごとに異なったテーマで話し合いが行われ、分科会終了後の全体会で「アピール文」が採択されました。

今回参加してみて私が感じたことを記載したいと思います。

地域の資源を活用することが重要

1点目は、「地域の資源を活用することが重要」ということです。これは地域活性化を行う上で、当たり前のように言われることですが、再認識させていただきました。

地域の資源というと特産物だったり、特徴的な景色があったりというところだけを意識しがちですが、それだけではありません。地域の資源は、有形・無形あらゆるものがあります。地域住民のアイデア・地域文化も地域の資源と言えるでしょう。そうした有形・無形を問わず地域の資源を見直すことが重要だということを強く実感しました。

小さな自治体になっても恐れることは無い

2点目は、「小さな自治体になっても恐れることは無い」ということです。市町村合併をして自治体の規模を大きくすることに賛同する人もいますが、大きい自治体になると面積が広くなり、人口も多くなるため、細かいところまで行政の目が届きにくくなるというデメリットがあることも忘れてはいけません。

反対に、小さな自治体であれば、住民ひとりひとりまで行政との顔の見える関係を築くことが出来るだけでなく、「行政の動き」「住民を含めた自治体全体の動き」ともに小回りが利き、素早く動けるようになります。これは、小さな自治体だからこそのメリットと言えるでしょう。

上記2点が、今回私が感じたことです。

これらを今後の活動に活かしていこうと思います。