紙媒体離れは、こんなところにも影響を。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温は17.2度、最高気温は28.4度となり、暑くなりました。

今日の朝日新聞に、以下の記事がありました。

ビッグイシュー、部数減の苦境 売り手のホームレスが…
(朝日新聞より)

ビッグイシューという雑誌は、ホームレスに販売を委託し、ホームレスの自立に向けて活用するというものです。私が東京に住んでいたときに、ビッグイシューが販売されているところを新宿などの大きな駅の近くで見る機会があったことを覚えています。

そのビッグイシューですが、販売部数が減少しているというのです。売り手のホームレス自体が減少しているということも影響しているようなのですが、紙媒体離れも販売部数の減少に原因のひとつになっているようです。

この記事を読んで分かったのは、行政が把握しているホームレスの数は、あくまでも路上で生活している人のみということです。近年では、住居を持たずにネットカフェで生活している「ネットカフェ難民」という人もホームレスとして存在していますが、ネットカフェで生活している人の数はおさえていないとのことです。

ビッグイシューも、そのようなネットカフェで生活している人の救済に向けて、ネットカフェに雑誌自体をおいて普及活動を行うなどの取り組みを行っているようですが、紙離れの影響にはなかなか勝てないようです。

ビッグイシューは、ホームレスの生活を安定させ、ホームレス自体を減らしていこうという理念から始まった活動です。そのような社会貢献活動も世の中の動向によって対応の仕方を変えていかないといけないのですね。