今日から岡山県倉敷市に来ています。
私のようなものでも、少しでも西日本豪雨の被災地の役に立てればと思い、災害ボランティアに参加させていただきました。
新倉敷駅で下りると、ボランティアセンターまで送迎バスが出ています。バスは観光バスを貸しきって何本も出ていました。
それでも現地スタッフの方が言うには、先週のお盆休み明け以降、ボランティアの数がめっきりと減ってしまったそうです。
バスに乗って5分ほどで、ボランティアセンターに到着です。
ボランティアセンター内部は、かなり整理されていて、ボランティアに対する誘導がスムーズでした。
既に何度か倉敷市のボランティアセンターに来ている方に聞いたところ、徐々にボランティアセンター内部の統制がとれていったとのことです。
ボランティアセンターのスタッフの方々の服装を見ると、他の自治体の社会福祉協議会などの職員の方々が応援で駆けつけているようでした。
ボランティアセンターで、受付を済ませ、諸注意の説明を受けました。まだ夏なので、熱中症に注意するよう繰り返し説明していました。そのため、水を2リットル以上持参することと、20分作業するごとに10分休憩することというルールになっているようです。
ボランティアセンターのスタッフの方々は、非常に親切にボランティア参加者に接してくれます。人の暖かみを感じました。
ボランティアセンターで説明を受けたあと、実際に作業を行う場所までバスで移動です。
バスから外を見てみると、1階の屋根の上まで水に浸かった跡のあるお宅が複数ありました。
道路脇のガレキは、撤去が進んでいおり、車での通行は問題ありませんでした。
作業を行う場所の近くには、ボランティアセンターのサテライトセンターが設置されていました。
サテライトセンターにて、ボランティアに伺うお宅と作業内容について説明を受けます。ボランティアは5人1チームで行うルールになっていました。
私達が本日行った作業は、被災したお宅の土壁落としの作業です。壁が水に浸かってしまったので、一旦剥がすそうです。今日は終日その作業で終わりました。
ボランティアに伺ったお宅では、災害時の様子を聞くことが出来ました。災害時は、かなりの混乱だったそうです。被災したお宅の方々も、私達ボランティアを暖かく受け入れてくれました。
今日伺ったのは、倉敷市真備町です。真備町は、合併によって倉敷市に編入されたそうです。真備町に倉敷支所はあるのですが、今回の災害時発生時は支所も住民対応の機能がなかなか果たせなかったそうです。
今回、災害ボランティアに参加してみて、行政と社会福祉協議会の対応の重要性を実感しました。
災害はいつ発生するか分かりませんが、事前に準備しておくかどうかで、かなり災害後の対応が異なってきます。
災害のような緊急時こそ、住民から行政が頼られるため、住民からの要望に応えられるようにしておかなくてはいけません。
災害に対する備えを痛感しました。
西日本豪雨の被災地では、まだまだ作業があります。災害から時間が経つとともにボランティアの数が減ってしまいがちですが、可能な方は、ぜひ手伝っていただきたいです。