福島県だけに原発処理を押し付けていいのか


今日の神流町は、朝から雨が降ったり止んだりという、不安定な天気となりました。

昨晩から朝方にかけて、強めに雨が降ることもありました。

最低気温は17.8度、最高気温は21.1度と肌寒くなりました。

日経新聞に、以下の記事がありました。

不安・不信 合意形成難しく、福島第1トリチウム水の公聴会 

(日経新聞より)

福島第1原発から出た汚染水を処理したあとのトリチウム水の処理が問題になっています。

国と東電は、トリチウム水を、福島県沖から海洋に放出する案を出しています。

国としては、地層注入や水蒸気放出なども検討したうえで、海洋放出という案を提示したようですが、タンクに長期間保存する案も有効ではないかと公聴会の参加者から意見が出たようです。

福島第1原発の対応について、国は福島県の住民に負担を押し付けすぎていると私は思います。

今回のトリチウム水についても、福島県の住民は海洋放出による風評被害を心配しています。

他県から放出した場合、他県の住民はどう考えるかを想像してみるべきです。

他県でもきっと風評被害を心配して、反対意見が相次ぐでしょう。
ただ、そういう事態になれば、福島県民の思いが分かるはずです。

福島県にばかり押し付けるのは誤っていると私は思います。

国は、タンクでの長期保存や福島県を除く地域での処理などを検討すべきでしょう。