サマータイム導入断念は当たり前


今日の神流町は終日晴れとなりました。

今日の上毛新聞に以下の記事がありました。

東京五輪サマータイム、断念表明 自民、法案提出困難

(上毛新聞より)

2020年の東京オリンピックの暑さ対策として急遽浮上した「サマータイム」ですが、自民党は2020年に向けた導入を断念するそうです。

私としては、当たり前の結論だと思っています。

「サマータイム」を導入することで、様々な効果があることは理解していますが、導入に向けた時間があまりにも短いと私は思っています。

2020年の東京オリンピックの暑さ対策のために「サマータイム」を導入することは、非常に短絡的な考え方です。

もし「サマータイム」を導入するとなった場合、単純に時計の針を2時間進めるだけで対応できるというものではありません。

現代社会において情報システムが、生活のすみずみにまで浸透しています。

2019年には、改元や消費税改正といった制度変更だけでも、情報システムは大きな対応を行う必要があり、その対応のために情報システムに携わるあらゆる人々が四苦八苦しています。

そんな状況の中「サマータイム」導入を推進する政治家は、2020年の東京オリンピックに導入するために、2019年に試行しようという意見をだしていました。

サマータイム導入の好機だ

(毎日プレミアより)

こういう意見は、システム開発や運用の現場を知らない人の絵空事としか言えません。

絵空事をいざ実現しようとして、検討した結果、無理があるということに気づき、「導入断念」という結論になったのだと思います。

至極まっとうな結論に至り、ほっとしました。