中枢中核都市の指定は自治体間格差を拡大する


先週のことですが、中枢中核都市を指定しました。

政府、中枢中核都市に82市選定 東京集中の是正狙い

(日経新聞より)

中枢中核都市を指定した理由は、地域の経済活動や住民生活を守り、東京一極集中を是正するためとしています。

中枢中核都市には、地方総生交付金の上限が引き上げられたり、中央省庁合同チームによる支援が受けられるなどの特典があります。

ただ、この制度があることにより、自治体間に制度的な支援の差をもたらしてしまうこととなります。

また、中枢中核都市を中心として地方を整備するという政府の方針であるとも言えます。

中枢中核都市に機能を集中させ、他の自治体に対して見切りをつけているのです。

自治体間格差を拡大する制度なのです。

こうした面も把握しておく必要があります。

特定の地域に絞るのではなく、全ての自治体を公平に扱うべきだと考えます。