今日の神流町は、晴れて、非常に暑くなっています。
新型コロナウイルス感染症対策として、様々な職場で工夫が施されていますが、地方議会も例外ではありません。
読売新聞に、以下の記事がありました。
地方議会が「ノー密」審議、日程短縮や議員数制限…「住民の声届かぬ」懸念も
(読売新聞より)
議会は、座席が固定されていたり、議員や執行部が集まって議論することから3密になりやすい環境にあります。
そこで、3密回避のために、国会で座席の間隔をあけるなどの対応がとられていますが、地方議会でも様々な対応がとられています。
記事にあるように、座席に座る議員を半分にし、午前と午後で入れ替え制にするなどの対応がとられていたりします。
ただ、私がおかしいと思うのが、議会の日程や質問時間を短縮する対応をとる議会があることです。
確かに、議会の日程を確保するだけで、役所の時間を割くことになります。議員の質問に対応するためには、役所の中で事前に様々な調整が行われていることも分かります。
しかし、だからと言って、議会の日程や質問時間を短縮することが、役所の新型コロナ対応への邪魔になったり、議会での感染リスクを高めることにつながるのでしょうか?
私は決してそうは思いません。
議員には行政をチェックすることと、住民の声を届けるという大事な役割があります。その役割をこなすためには、しっかりとした日程と質問時間を確保する必要があります。
今回、日程や質問時間を短縮している議会は、これまで自分たちがしっかりとした審議や質問をしてこなかったということを証明しているようなものではないかと思います。あまり中身のないことだから、短縮しても影響ないという結論に至ったのでしょう。
私の所属する神流町議会では、これから開催される6月議会でも日程や質問時間を短縮することはありません。神流町議会の議員共通の理解として、こういうコロナ禍であっても審議や質問はしっかりと行うべきという考えだからです。
この考え方を私も支持します。
コロナ禍における議会の対応策について、議会の本来の役割を削減するほどの対応を行うべきではないのです。本質を損ねる対応をしないよう気を付けましょう。