神流町の2022年9月議会は、9月8日~14日まで開催されました。
1.今回の議案
今回の議案は、以下のものでした。
・2021年度決算
・2022年度補正予算
・条例の改正
毎年9月議会での一番の主要案件となるのは、決算です。
決算の審議は、既に執行済みのものに対する事後検証であるため、直接行政の運営に変更をもたらすことはありません。
しかし、支出の適正さ補助金の効果などを事後的に検証することは、来年度以降の予算編成や行政の予備費の使用方法などに影響をもたらし、私としては非常に重要なものだと感じています。
2021年度決算について、神流町では「承認」となりました。
その他の議案についても、可決されています。
2.一般質問
今回の議会でも、私は一般質問を行いました。(一般質問は、9月14日に実施しました。)
今回の私の一般質問のテーマは「情報機器を活用した今後の取り組みと情報インフラ整備について」です。
このテーマにおける質問を3つ行いました。
質問1 神流町の情報インフラ整備の今後の方針
神流町は、条件不利地域であり、民間企業による情報インフラ整備が困難であることから、行政主導で整備するしかありません。
これまで数回にわたり、神流町の情報インフラは整備されてきました。2020年度には、光回線化が町内全域で進められたため、下り回線の速度が各家庭で20メガほどまで確保できるようになったため、動画サイトを見るにあたって特に支障は生じなくなりました。
しかし、上り回線の速度は、1メガに届かないという低速な状態であったことから、上り回線の速度改善の必要性について確認しました。
役場からの回答では、9月14日に回線増速の対応を行ったとのことでした。
私の方でも確認したところ、9月14日以降は、上り回線の速度が1メガ~2メガまで安定して確保できるようになったため、これまで発生していたファイル送信等でのタイムアウトが発生しなくなりました。
来年4月には、さらに回線速度を改善するとのことですが、スマホやテレビのネット接続など情報機器の接続サービスは今後も増えていく傾向にあるので、今後も継続して行政の対応を確認していきます。
質問2 万場診療所・中里診療所に導入したタブレットPCの活用状況
2021年度補正予算で、県からの補助事業により万場診療所・中里診療所にタブレットPCを1台ずつ購入しました。
このタブレットPCの利用状況と今後の活用状況について確認したところ、県と調整中であり、まだ利用できていないとの回答でした。
現場である診療所と町・県と意識合わせをして、今後の事業展開を進めてもらいたいと思います。
質問3 町内におけるマイナンバーカード活用事業
神流町では、マイナンバーカードの取得率が50%を超えているのですが、町内で利用できる場所が無いため、今後の方針について確認しました。
現時点で、神流町にある2つの診療所(万場診療所、中里診療所)では、マイナンバーカードの健康保険証利用が出来ませんが、本年度6月の閣議決定により2023年度4月から原則として保健医療機関への導入が義務付けられることにより、来年早々には利用できるように準備しているとのことです。
※マイナンバーカードの健康保険証利用導入義務化に関する資料は、以下を参照
https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/000968032.pdf
国の方針によるものですが、来年からは、神流町でもマイナンバーカードを利用したサービスが始まります。
神流町独自のマイナンバーカードを利用したサービスの検討は、今のところ無いとの回答でした。しかし、群馬県内でも独自のサービスを実施している自治体があることから、今後の検討をお願いしました。
以上が、2022年9月議会の報告です。