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田舎でも必要な性的マイノリティに対する制度の整備


近年、LGBT等の性的マイノリティに関する話題が多くなり、その存在が認識されてきていますが、地方では都市部よりも制度の整備が遅れがちです。

そんな中、毎日新聞に以下の記事が掲載されていました。

パートナー制度大泉町が来月導入 /群馬

(毎日新聞より)

群馬県大泉町では、来月からLGBT等の性的少数者を対象にした「パートナーシップ制度」を導入することを発表したそうです。

これまで市や区で導入した自治体はありますが、町村では全国で初の取り組みとなります。

大泉町がパートナーシップ制度の導入に踏み切った理由は、「あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例」を制定しているためです。

性的少数者の人権を守ることも、この条例の意図に沿っているそうです。

LGBTを代表とする性的少数者について、調査によっては人口の5%以上存在するという説もあります。これは、左利きの人が存在する割合とあまり差が無い数字です。それくらいの割合で性的少数者は存在するのです。

これだけの割合で存在すると言われている性的少数者への対応は、都市部だけが必要とされているのではありません。田舎においても、同じくらいの割合存在することが想定されるため、田舎にも制度の整備が必要なのです。

今回、大泉町においてパートナーシップ制度が整備されたことで、群馬県内においてもこのような取り組みが広がっていくことでしょう。


まさかの採決の数え間違いが...。


今日の毎日新聞に、以下の記事がありました。

数え間違えた…福井県議会 議運委員長の辞任動議 「賛成」多数を「否決」に

(毎日新聞より)

記事によると、福井県議会にて議会運営委員長の辞任動議の採決に対し、賛成が17人の多数の状態になっていたにも関わらず、議長が数え間違えて否決となるという事態が発生したそうです。

地方議会では、採決のときに賛成の人数を数える方法として、挙手もしくは起立している議員を議長が数えるものを採用しているところが多いようです。

福井県議会では、議長が数え間違えて賛成となっていた議案が否決となってしまいました。

地方議会は、いろいろなことが起こるものです。


12月定例議会終了


今日の神流町は、終日晴れとなりましたが、今日も非常に寒かったです。

今日は、12月定例議会でした。

今日の議案は、補正予算の案件と条例改正についてです。

そして、本日私は一般質問を行いました。

私の質問は、神流町の鳥獣害対策についてです。

鳥獣害は非常に深刻です。

神流町では、専業農家が少ないので、農作物被害にあっても正確な被害額は分かりませんが、鳥獣害にあうと心理的に影響があります。

また、夜間に道路でシカと遭遇する機会も多くなっており、交通の支障も発生しています。

そのため、私からは「対応策の情報共有」と「継続した対応」を町に対して依頼しました。

シカなどの鳥獣害は、群馬県においても問題になるなど非常に深刻化しています。

一つの対策で対応できるほど、簡単な問題ではありません。

ただ難しいといって思考停止してしまったら解決策も生まれません。

試行錯誤しながら、継続して対応していくことが必要だと私は考え、今回提案させていただきました。

今後も継続して取り組んでいきます。


臨時議会


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

今日は、臨時議会が行われました。

今日の臨時議会での議題は、補正予算と工事業者の契約についてです。

地方自治法では、一定金額以上の契約について議会の承認を必要としていることから、契約を承認するかどうかが議題となります。

神流町の場合、5,000万円を超える契約に関して議会の承認を得ることと条例によって定めています。


来年は選挙イヤー


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

今日の上毛新聞に以下の記事がありました。

参院選、来年7月21日有力視 政府与党、国会日程と連動

(上毛新聞より)

来年実施される参議院選挙の日程が決まりそうです。

来年は、4月に統一地方選、7月に参議院選挙が実施されるため、選挙イヤーとなります。

群馬県では、来年7月に県知事選も予定されているため、今年から来年の夏にかけて選挙の話題が多くなっています。

政治活動の基本として、戸別訪問が挙げられますが、戸別訪問は体力も根気も必要な作業です。

戸別訪問は、地道な取り組みですが、一番確実な方法なので昔も今も政治活動の基本とされています。

来年は選挙が多いので、戸別訪問も多くなりそうです。


町村議会広報研修


今日の神流町は、朝方雨が降りましたが、日中から晴れとなりました。

今日は、町村議会広報研修に参加するため、前橋に行って来ました。

議会広報研修は、議会だよりの編集方法等について学ぶもので、各町村議会の議会だより編集委員が参加して、年に1回開催されます。

議会だよりは、議会の活動内容を住民に伝える重要なツールです。

如何に読みやすく作るかなど、講師の方から指導していただきました。

講師の方は、全国各地の議会だよりの指導にあたっているため、様々な議会の情報を提供して頂けます。

今日、特に印象的だったのは、議会報告会を開催する議会が増えているということです。

議会報告会は、一人の議員が単独で開催するのではなく、複数の議員がグループに分かれて、地域を巡って開催されているようです。

議会報告会が行われる議会は、議会力も高い議会と言えるでしょう。


群馬県町村議会議員研修会に参加


今日の神流町は終日曇りとなりました。

今日は、群馬県吉岡町で開催された「群馬県町村議会議員研修会」に参加してきました。

「群馬県町村議会議員研修会」は、群馬県内の町村議会議員が集まる研修会です。年に1度行われます。

今年は、「町村議会議員の議員報酬のあり方」と「真の地方創生と地方議会の役割」という2つのテーマの講演を聞いてきました。

どちらのテーマも私にとって興味のあるテーマだったので、楽しみながら聞いてきました。

「議員報酬」については、これまで類似規模の自治体で比較して議員報酬を決めることが一般的でしたが、こうした「方法ではなく自治体独自に決めることが重要」とのことでした。

講師の方は様々な場所で「議員報酬」等の講演を行っている方ですが、様々な自治体で議員報酬に関する住民の意見を聞いてみると「しっかりと働いているのであれば、相応の報酬を支払うべき」という回答が多いようです。

議会の活動を見えるようにして、住民を含めて話し合いながら議員報酬を決めることが重要との説明でした。

とても重要な視点だと思い、とても参考になりました。


任期満了まで議長を勤める人は少ないらしい


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

日経新聞に以下の記事がありました。

山梨県議会議長4年で5人、3回生議員「回り持ち」

(日経新聞より)

山梨県議会では、毎年議長が交代しているそうです。

議長職は、最大任期4年までとなっているのですが、任期満了まで勤める方は少ないようです。

これは山梨県議会だけでなく、全国的に同様の慣例となっています。

地方議会では議会ごとに様々な慣例があるものです。