今日は、東京都新宿区の戸山団地にある「暮らしの保健室」という施設に、視察に行ってきました。
※「暮らしの保健室」の情報は、以下を参照
http://www.cares-hakujuji.com/services/kurashi
1.視察の目的
私が住む神流町は、高齢化率が55%と「超高齢化」の町です。そこで、「暮らしの保健室」という施設を見ることで、「これからの介護との向き合い方」のヒントが見つけられればと思い、視察に行ってきました。
2.「暮らしの保健室」について
「暮らしの保健室」は、介護施設でも、医療施設でもありません。
「どなたでも気軽に相談できる場所」という形式で運営されています。
「暮らしの保健室」という場があることで、「話相手のいない人の話相手になれる」「どこに相談していいか分からない問題の相談ができる」といった効果があるようです。
日本では高齢化が進むにつれ、病院・行政ともに施設や制度を充実させる動きは見られますが、「病院や行政の介護の取り組み自体も知らない人」は存在し、そのような人に対してのサポートは不十分と言えます。
「老い」は、人間誰しも訪れるものですが、「介護」という問題は、自分が当事者になってみないと分からない問題のようです。そのため、「介護」という問題への入り口として「暮らしの保健室」が存在するようです。
「暮らしの保健室」は、民間によって運営されている施設です。相談料は、「無料」です。
病院でも、公営施設でもない、「形式ばってない施設」です。
3.私が思ったこと
「暮らしの保健室」は、形式ばってないことから「ゆるい感じの施設」という印象を私は持ちました。
この「ゆるさ」が、相談しやすくしているのだと思います。
一般的には「形式」を重要視しがちですが、「ゆるい」取り組みも必要だということを学びました。
以上です。