今日は、群馬大学で開催されていた「明解!群馬の魅力の伝え方」というシンポジウムに参加してきました。
先週に続いて2週連続の群馬大学でのシンポジウムです。
私が、今日のシンポジウムに参加した目的は、①地域の情報発信方法(コンテンツ・情報発信手段など)について学ぶ、②他の地域の地域おこしについて学ぶという2点です。
印象に残ったことを、以下に記述します。
1.「地域に『あるもの』をPR」
青森県の取り組みとして学生や地元の方々が、青森県の文化・特色を見つめなおし、「青森にあるもの」としてWEB等で紹介しPRをしているとのことです。
地域に「足りないもの」を考えるのではなく、地域に「あるもの」に関する情報を発信することで、青森県に対する関心を集め人が集まってきているそうです。
ここで重要なことは、PR方法は、あくまでも「手段」であって、「伝えるもの」を地域のみんなで見つけ出すことだと思いました。地域で「当たり前」だと思っていることが、他地域の人にとっては「珍しい」ことである可能性があります。そうした自分達の地域について見直す過程が必要です。
2.「移住」を求めない
島根県の「しまコトアカデミー」という取り組みでは、「移住せずに地域に貢献する」というコンセプトで開始されたそうです。「移住を期待しない」方針で始めた取り組みが、参加者にとって「参加意義」を見出し、島根県のことを親身になって考え、結果として「移住」につながったとのことでした。
日本は、少子化により人口が減少しているため、ある地域で「移住」を求めてしまうと、他の地域では「人口減少」ということになり、「人の奪い合い」につながります。
「移住を求めない」方法で地域おこしに取り組めば、「人の奪い合い」は発生せず、「人口増加」とは別の「地域活性化」につなげられます。
上記のようなことを、今日のシンポジウムで学べたので、私にとってとても有意義な時間となりました。
神流町での取り組みに活用したいと思います。