3月11日。


今日も神流町は、終日晴れました。

ここのところ、晴れが続きます。

最低気温はマイナス1.8度、最高気温は10.7度でした。

今日は、「3月11日」。

2011年に東日本大震災が発生した日です。

あれから6年。

被災地の1日も早い復興を祈るばかりです。

震災から6年が経過しましたが、福島県では、放射能の影響で帰宅できない方が大勢います。

私は、大学4年間を福島県で過ごし、震災前の福島県を知っているため、震災における原発事故の影響で福島県の景色がガラッと変わってしまった衝撃を忘れられません。

昨年の1月に福島県を訪れる機会がありましたが、放射能の影響で復興が遅れていることは明らかでした。

常磐自動車道も、車では通行できますが、浪江町のあたりでは線量の高い場所があり、常磐道の脇には「車で通過する分には人体への影響はありません」という「おかしな注意書き」が設置されています。これは「車で通ってもいいけど、決して外に出ないでください」と言っているのです。(高速道路なので、車から外に出ることはありませんが)

今日は、東日本大震災における福島県の原発事故の様子を描いた「太陽の蓋」という映画を見てきました。

この映画の中で印象に残ったセリフは、(原発事故のことを)「人類が遭遇していない怪物に対応するようなもの」と例えていたところでした。

確かに、東日本大震災における原発事故は、人類が今まで経験したことのない大規模な事故でした。想定しようとしても、想定できないものでしょう。

今後、このような原発事故に対応するための方法には、「原発を作らない、使わない」ことと、「最小限の対処ではなく、最大限の対応を行うべき」ということだと思います。

2011年のときの政府の対応は、避難区域が徐々に広がっていくという、「対応が後手後手」のものでした。このような状況を回避するためにも、「最悪の状況を考えて、最大限の避難をさせる」ことが必要だと私は思います。

今日は、そんなことを考えました。