コンニャクが育ってきました。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温は18.9度、最高気温は32.4度となり、今年一番の暑さでした。

下の写真は、現在のコンニャク畑の様子です。

我が家ではコンニャク芋を栽培していませんが、神流町には今でもコンニャク芋を栽培している方がいます。

コンニャク芋は、4月~5月ころに種芋を植えて、そこから徐々に成長させていきます。コンニャク芋の収穫は、11月~12月にかけて行われます。

ただ、コンニャク芋は、出荷されるまでに複数年かかるようです。

以下、下仁田町の「ぜいたく庵」HPからの引用です。

「こんにゃく芋(いも)は、ジャガイモと同じように種芋から増やしますが、ジャガイモと違って2~3年必要です。

まず、春に種いもを植えると新しいいもができ、そこから地下茎が伸び、秋には生子(木子:きご)というこんにゃく芋(いも)の赤ちゃんができます。この生子を収穫・貯蔵し、次の春に植え付け(1年生: 約15g)、秋に収穫したものを2年生(約100g)、さらに次の春に2年生を植え付け、秋に収穫したものを3年生(約600g)、次の春に3年生を植え付け、秋に収穫したものを4年生(約2~3kg)と言います。

生子(1年生)~2年生では5~10倍に、2年生~3年生では5~8倍に、3年生~4年生では4~7倍に成長します。通常は3年生または4年生のいもを秋に出荷します。」

群馬県は、コンニャク芋の生産量日本一。しかし、そんな群馬県においても、コンニャク芋の生産農家は、年々減少しています(農林水産省:【こんにゃくいもの動向】 より)。

そのような状況にありながら、今でもこうして身近なところにコンニャク芋を生産してくれている方がいると、本当にありがたく感じます。

コンニャク芋の生産農家が減少した要因の一つに、輸入が増えたことがあげられます。コンニャク芋は、中国、インドネシア、ミャンマー、ラオスなどから輸入されています。輸入量が極端に増えすぎないよう、日本では輸入数量制限や価格制限を行えるようになっていますが、輸入ものの流通が国内のコンニャク芋生産農家に影響を与えたことは否定できません。

また、コンニャク芋は、気象災害に弱く、価格・販売数量の変動が激しいと言われています。

コンニャク芋生産者の減少は歯止めがかかっていない状態です。コンニャク芋の生産を「文化」として残すのか、「産業」として残すのか、難しいところですが、慎重に考えなくてはいけません。

これも群馬県の課題でしょう。