「政策」は、実行するだけでなく、効果の検証も重要だと思う。


今日(7月13日)も神流町は、昨日と同じように曇りときどき雨という天気でした。

最低気温は22.6度、最高気温は29.2度となり、今日も非常に蒸し暑く感じる気温となりました。

今日、読売新聞に以下のような記事がありました。

ビール出荷、5年連続最低更新…安売り規制響く
(読売新聞より)

記事によると、今年の6月1日からビール類の販売価格規制(安売り規制)を行ったことにより、ビール類の出荷数が減少しているそうです。そして、このビール類の販売価格規制により、スーパーでのビール類の店頭価格が上昇し、これまでスーパーでビール類を購入していた顧客が、コンビニに流れているとのことでした。

もともとビール類の販売価格規制は、スーパーに流れてしまっていた顧客を、中小酒店に戻すために行われたものでした。しかし、今回の価格規制の結果としては、中小酒店の顧客数は伸びず、コンビニの顧客が伸びるという本来の目的と異なった結果になってしまっています。

この販売価格規制は、スーパーにより売り上げが減少している中小酒店業界からの要請を受けて、政府が取り組んだとのことです。業界からの要請を受けたとはいえ、規制を行っても、その目的通りの結果が出ていないことが今日の記事で明確になっています。

この記事を読んで政策を実行することも大事ですが、その後の効果を検証することも重要だということが良く分かりました。政策は、目的があって実行されます。しかし、実行したとしてもその目的を達成していないのであれば、その政策を見直す必要があるのです。

政策は実行してそこで終わりではありません。実行したあと、しっかりと効果をあげてはじめて政策の「意味」が果たせるのだと私は思います。今日の新聞記事を読んであらためて考えさせられました。