災害時の首長の対応について。


今日の神流町は、午前中雨が降り、午後から曇りとなりました。

最低気温は20.9度、最高気温は24.3度となり、昨日までと異なって今日は涼しめの天気となりました。

今日の読売新聞に、以下の記事がありました。

秋田県知事、虚偽説明を謝罪…現職部長らも同行
(読売新聞より)

記事の内容によると、7月23日に秋田県で豪雨が発生した際、秋田県知事はゴルフ旅行で県外にいたためすぐに秋田県に戻ることができたかった件について、秋田県知事から虚偽の説明があったそうです。当初、秋田県知事は、「ゴルフ旅行に帯同したのは、友人の県職OBのみ」と答えていましたが、実際には「現職の部長二人」も帯同していたそうです。この説明が虚偽だったことに対して、秋田県知事が謝罪をしているのです。

私は、この虚偽の説明をしたことよりも、今回の秋田県知事の対応に問題があると思っています。

まず、この秋田県知事の対応をさかのぼってみます。

秋田県知事は、今回の県外ゴルフ旅行について、事前に県職員に告げずに行っていたそうです。

その後、7月23日に秋田県で豪雨が発生し、緊急対策会議を開催することになったのですが、秋田県知事は、ゴルフ旅行から秋田県に戻ろうとしても土砂崩れなどによる渋滞に巻き込まれて、緊急対策会議に出席できませんでした。

そして、県職員から知事への豪雨による連絡は、メールのみで、電話による連絡が取れなかったそうです。

このようにさかのぼってみると、今回、秋田県知事は豪雨対応を「誤った」と言えるでしょう。

本来、知事は、県民の命を預かるわけですから、すぐに災害対応できるようにしなければいけません。そのため、例え私用といえど、行き先を職員に伝えておき、緊急時の連絡が取れるようにしておかなければいけません。

知事だけでなく、首長は自治体の職員だけでなく、住民の命を預かるため、災害対応を行う「自覚」をもたなければいけませんね。

この記事を見て、あらためてそのようなことを考えさせられました。