統一地方選により地方議員の状況を考える機会に


今年は統一地方選が行われる年です。

統一地方選の他にも地方選挙は行われていますが、統一地方選は多くの自治体の選挙が集中することから注目を浴びます。

地方議会選挙では、ここ最近定数割れとなる自治体が多くなっていることから「議員の成り手不足」を懸念する声も拡大しています。

今年の統一地方選では、定数割れや無投票となる自治体が多く発生するのではないかとも言われています。

議員の成り手不足は、これまで町村議会の問題と考えられがちでしたが、市議会レベルでも発生してきています。

群馬県の市でも、議員の成り手が不足していることから、定数減という選択をする自治体が出てきています。

地方議会、特に市町村議会は住民の最も身近な議会です。

市町村議員を減らすことは、住民との接点を減らすことにもなります。

市町村議員の成り手不足が発生している要因は複数あり、一つの打ち手を行えば解消されるものでもありません。

ただ、議員の成り手不足という問題に対して、何をしてもダメだとあきらめるのではなく、一つ一つ打ち手を行うなど解消に向けて取り組むことは必要でしょう。

解消するためには、議員だけで考えるのではなく、住民も交えて解消に向けた解決策を考える必要があります。

議員の成り手不足という問題は、議員自体の問題ではなく、地域の問題としてとらえて考えなくてはいけません。

今年は、統一地方選が行われるため、地方議員の成り手不足という問題により真剣に向き合い、多くの議論が行われることを期待します。