神流町における新型コロナウイルスの影響(4月13日時点)


久しぶりの投稿になります。

私の住む神流町においても、新型コロナウイルスに伴う影響が発生しています。

現時点(4月13日時点)で、神流町における感染者は発生していないものの様々な影響が発生しています。

神流町は、人口が1,800人にも満たない小さな町で、高齢化率が60パーセントを超えていることから、人が集まる機会は少ないです。しかし、各種イベント等を開催して、外部から感染者が来た場合に広がる可能性が高いとも言えます。高齢化率の高さから重症化するリスクが高く、病院と医療関係者の数が限られているため、ひとたび感染者が発生すれば医療機関への負担は非常に大きくなることが予想されます。

こうしたことから、神流町役場では、新型コロナウイルスの問題を非常に重いものと考えて各種施策に取り組んでいます。

このブログは、町外の方もご覧になっていただけているようなので、情報共有になればと思い、神流町の状況をお伝えしたいと思います。

1.役場の対応状況について

神流町役場では、新型コロナウイルス対策本部を設置し、各種対応を協議しています。
その対応の一環として、神流町役場のHPにおいて「新型コロナウイルス感染症対策サイト」を開設しています。

この「新型コロナウイルス感染症対策サイト」では、神流町におけるイベントや公共施設の状況などを掲載していますので、町外の方にも是非ご覧になっていただきたいと思います。

2.イベントの状況

各種イベントの状況については、神流町役場HPの「新型コロナウイルス感染症対策サイト」に詳細が記載していありますが、主なものをご紹介したいと思います。

・みかぼ登山大会の中止
毎年4月29日に開催していた神流町の伝統行事である「みかぼ登山大会」が、今年は中止となりました。
これは、昨年10月の台風19号によりみかぼ山へ向かう県道が崩れたことと、登山大会を開催することで人が多く集まることによる新型コロナウイルス感染リスクを高めないために、中止という判断をしたそうです。

・こいのぼり祭り・こいのぼり掲揚の中止
毎年ゴールデンウイークに開催していた神流町の名物である「こいのぼり祭り」を、今年は開催しないことになりました。
また、こいのぼり自体も掲揚しないことになりました。

「こいのぼり祭り」は、例年町外からたくさんの人が訪れ、神流町に活気をもたらしてくれる重要なイベントです。このイベントは屋外で開催するものですが、町外から多く人が訪れることと、出店者の感染対策リスクなどを考慮して、中止という結論に至りました。

「こいのぼり祭り」を楽しみにしていた方々には申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願いします。

上記のイベントはあくまでもごく一部です。町外の方々向けではない、神流町の各地域で開催している伝統行事も中止もしくは規模縮小などの対策を行っています。

3.公共施設の状況

神流町の代表的な公共施設として「恐竜センター」があります。
恐竜センターは、町外からも多数の人が訪れる施設であることから、3月上旬から休館となっています。

恐竜センター以外にも、神流町の体育館や鯉々アイランド会館などの公共施設も現在利用できない状態になっています。

これは人が集まる機会そのものを作らないことで感染するリスクを減らすための対応です。

4.保育所・小学校・中学校・学童保育の状況
当初、4月7日から保育所・小学校・中学校は新年度が開始となったものの、群馬県からの要請を受けて、4月13日から5月6日まで休業となりました。

学童保育についても同様に、4月13日から5月6日まで閉所となっています。ただ、学童保育については、家庭の状況によっては役場に相談し対応を協議するとのことです。

神流町は子供の少ない地域ですが、感染リスクを減らすための対応として、上記の結論に至ったようです。

 

以上が、4月13日時点の神流町の状況です。

新型コロナウイルスは、緊急事態宣言が出された地域だけでなく、あらゆる地域に影響を及ぼしています。

地方の方が都会よりも人と接する機会が少ないため、感染リスクは低いといえど、医療体制が都会ほど充実していないことから深刻な事態に発展しかねません。

こういうときは、状況をしっかりと認識することが重要です。

状況を認識したうえで、各自の行動を考えましょう。