昨日、今日と神流町は、晴れています。
今日は、朝方少し冷えましたが、これから気温も上昇しそうです。
さて、5月8日に群馬県知事が臨時記者会見を行いました。ポイントの紹介と私なりの解説を行いたいと思います。
今回の記者会見のポイントは、以下のようになっています。
1.群馬県補正予算に、医療従事者への支援金(ありがとう!!ぐんまメディカルスタッフ応援金 5億9400万円)を追加。
2.GW期間中の群馬県内の人の流れの分析結果
3.群馬県内における新型コロナウイルス感染者状況
4.市町村との新型コロナウイルス感染者の情報共有に関する覚書締結
1の医療従事者への支援金は、新型コロナウイルス対策に伴い、大変な勤務をされている医療従事者の方々への支援をするものです。内容は、新型コロナウイルス感染症患者の入院医療従事者に一人最大10万円を支給するなどとなっています。
感染症対策は、非常に体力的にも精神的にも注意を払い、大変なものだと思います。また、医療現場は、自身の感染リスクがありながらも日夜勤務してくれています。そうした方々に支援する取り組みはとても良いものだと私は思います。
感謝の言葉も大事ですが、こうした経済的な支援策があるとより充実した支援につながると思います。
2のGW中の群馬県内の人の流れの分析についてですが、高崎駅周辺、草津温泉、伊香保温泉といった地区の人の移動の状況を分析した結果を発表していました。高崎駅周辺は、群馬県で最も人が集まるところです。草津温泉・伊香保温泉は、群馬県を代表する観光地です。こうした場所においても、今年のGWにおいては、休業要請等の施策を行ったことから人の移動割合が減ったとのことです。
さらに、前橋・高崎・伊勢崎・太田の主要な繁華街の動向を分析した結果についても発表し、繁華街の動向は、今後も注視していくとのことです。
3の群馬県の感染者の動向について、感染者数は累計で147名になっていますが、ここ最近は安定しています。入院患者数も4月22日の107名をピークとし、その後は減少し現在は66名が入院中とのことです。
4の市町村との新型コロナウイルス感染者の情報共有に関する覚書締結ですが、これは群馬県において新型コロナウイルス感染者が発生した当初、県から市町村への情報提供が不足し市町村での対応ができないとの指摘が多かったために開始された取り組みです。今後、徐々に覚書を締結する市町村を増やしていくそうです。
(地方自治法の規定により、高崎市、前橋市は、中核市であることから、自前で保健所を設置しており、感染者情報を入手できますが、他の自治体は県が保健所を管理していることから、県から情報を提供されないと感染者情報を入手できないのです。)
感染者の情報は、非常に重要な情報ですが、デリケートなものでもあるので取り扱いには注意が必要です。そのため、こうした覚書を締結し、情報管理を徹底し、県と市町村間で連携できるようにすることで、より各自治体での取り組みを行いやすくなるものと思います。
5月8日の記者会見は、以上の内容でした。
GWまでは自粛等の要請に耐えられたように見えますが、自粛要請期間が長引くに連れ、それに群馬県民が耐えきれるかが今後の群馬県内の感染者動向に影響を与えると思います。
今後も県の動向に注視していきます。