1.本日の活動
今日も神流町は、終日晴れました。
ただ、今日は寒く感じました。
最低気温は3.7度、最高気温は10.2度でした。
気温以上に寒く感じる一日でした。
今日は、「挨拶周り」を行ったあと、政策検討のために本を読んで過ごしました。
2.前橋市議会議員選挙結果で思うこと
少し期間が経ちましたが、2月12日(日)に投開票が行われた、群馬県前橋市の市議会議員選挙の結果について、思うことを記載します。
前橋市議会議員選挙結果の詳細は、以下を参照。
前橋市議会議員選挙結果
群馬県前橋市は、人口約34万人、群馬県の県庁所在地です。
今回の選挙では、定数38人のところ、45人が立候補しました。
今回の選挙の投票率ですが、過去最低の「43.62%」となりました。これは、日本全体で見られる「政治への関心度低下」が起因していると思われます。地方議会選挙の場合、メディアで取り上げられる機会が少ない状況です。住民の生活には、国政よりも地方政治の方が影響が大きいので、もっと地方政治に関心をもってもらい投票率が上がるよう、メディアを巻き込んで取り組む必要があるでしょう。
そして、当選者の顔ぶれです。今回の立候補者45人のうち、12人が新人でした。開票結果を見たところ、現職33人全員が当選し、新人で当選した5人も引退した議員の地盤を引き継いだ方々でした。そのため、特に、議会としての実質上の入れ替わりは発生しなかったと言えます。地盤とは、「後援会等の支援組織」「支援者」を表します。引退した議員の地盤を引き継いだ場合、その議員のもっていた「票」が、そのまま引き継がれることになります。地盤を引き継いで立候補するということは、その時点で他の新人よりもかなり優位になっているのです。(もちろん、地盤を引き継ぐにあたって、支持者の方々等でいろいろな調整が発生すると思います。)
今回の前橋市議会議員選挙の結果を見て、あらためて「地盤の無い新人が選挙で勝つことの難しさ」を感じました。今回落選した議員の方々が、どんな選挙活動を行ったのか、私には分かりません。きっと、落選した議員の方々の選挙活動にも改善すべきことはあるでしょう。ただ、選挙では、「地盤」の影響力が非常に大きいことを今回の選挙が表していることは確かです。「地盤を引き継ぐ」ということは、「世襲」と同じようなものです。決して、引き継いだ議員の方々の能力を問題視しているわけではありません。「地盤を引き継いだ」候補者は、それだけで有利な状態にあるということを言いたいのです。
今回の前橋市長選は、投票率が過去最低でした。投票に行かなかった人は、おそらく今回当選した議員の組織にも所属していない方々でしょう。そのため、投票率が上がっていれば、議員の入れ替わりも実現したかもしれません。投票率が上がると、「地盤」を持っている議員に対して圧力をかけることにつなげられるのです。もし、「現在の地方政治に満足できない」と思う方は、お知り合いの方に投票に行くように呼び掛けてはいかがでしょうか?投票に行かなければ、現状の地方政治を変えることはできません。投票率を向上させることは、現状を変えることにつなげられるのです。
前橋市議会議員選挙の結果を見て、上記のようなことを考えました。