臨時財政対策債は自治体による国の借金の肩代わり


今日の神流町は晴れとなりました。

日経新聞に以下の記事がありました。

自治体の赤字債、最多更新 「国の借金肩代わり」警戒

(日経新聞より)

臨時財政政策債とは、地方交付税の原資が不足したときに不足分を自治体で発行するものです。

自治体で発行する債権ですが、もともとは地方交付税として配付されるはずのものなので、元金と利子ともに国があとで地方交付税により支払う仕組みになっています。

この説明だけを聞くと、債権と言っても自治体側には全くリスクが無いもののように聞こえます。

この臨時財政対策債の累計残高が年々増加しているという記事です。

この記事で指摘しているのは、万が一国が支払えなくなったときに、自治体のリスクになるのではということです。

国に支払う義務があると言えど、自治体の債権です。

国は財政的に厳しい状況になれば、支払いを減らすことも想定されます。

国・自治体ともに目をそらさずに向き合わなくてはいけません。