投稿者「さいとう 誠」のアーカイブ

さいとう 誠 について

群馬県神流町在住。 群馬県神流町(旧万場町)で生まれ、高校~社会人までは、他の地域で生活をしていたが、神流町に貢献するために会社を退職しUターン。 現在は、神流町にて様々な活動を実施。

移住者増加のためには、面白くする必要がある。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス2,3度、最高気温は8,3度となりました。

今日の日経新聞に以下の記事がありました。

集落・若者・学校が消える迫る東北の危機

(日経新聞より)

この記事の中で取りあげられている、福島県金山町が印象的でした。

金山町では、移住者を求め、小中学校の給食費、教材、修学旅行費全て無料で、高校卒業までの医療費も無料にしているそうです。しかし、移住に関しての効果は、あまりあがっていないそうです。

移住を増やすことは、人口減少が進み、全国の自治体間で取り合いが行われているため、非常に難しいことです。

そんな中でも、島根県海士町や徳島県神山町など、移住者を増やしている自治体はいくつかあります。

それら移住者を増やしている自治体の特徴としては、民間人によって面白い取り組みが行われていることです。

芸術だったり、教育だったり、民間主導で面白い人が、面白い取り組みを行っているのです。

行政は、むやみに補助をするのではなく、民間人が活躍しやすい補助を行う必要があると私は思います。

行政は主役ではなく、あくまでもサポートに徹することが重要だと思います。

事業ではなく、人を惹き付ける取り組みをしなくてはいけません。


村総会の提言は、危機感を煽るためだった。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス2,5度、最高気温は8,6度となりました。

今日の日経新聞に以下の記事が載っていました。

過疎逆手、挑戦者呼び込む

(日経新聞より)

今年、村議会の代わりに、村総会の検討を発表した高知県大川村についての記載があります。

村総会の提案は、村としての危機感を煽ることと現行選挙制度の不備を指摘するためだったそうです。

村総会の提案は、全国紙に取り上げられたことから、今年大きな話題となりました。

大川村は、高知県と一緒に総務省へ被選挙権の条件緩和を提言するまでに至りました。

私は、大川村の提言だけでは、議員の候補者不足解消の十分な解決策だとは思いませんが、大川村だけでなく、全国的に危機感を煽る意味では効果があったと思います。

大川村の村長は、危機感を煽りながら、若者の活躍する場を作るように取り組んでいるそうです。

私がいつも思うことは、都会には既に仕事があるかもしれませんが、地方では、自分自身でいちから仕事を作る機会が豊富にそろっているということです。

地方には、活躍の場がたくさんあるのです。

活躍の場を求めている若者は、ぜひ地方に来てもらいたいものです。


歳末警戒。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス2,8度、最高気温は6,2度ろなりました。

今日は、神流町消防団の歳末警戒の激励に行って参りました。

私も消防団に入っているのですが、今日は町会議員として伺ってきました。

年末を無事に過ごせるのも、地域での協助である消防団の取り組みがあってこそです。

こういう取り組みが続くことは、大事ですね。


空き家問題について。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス2,2度、最高気温は4度と終日寒くなりました。

今日の上毛新聞に以下の記事がありました。

実家を離れた人へ 空き家にしない方策を

(上毛新聞より)

この記事は、上毛新聞の「視点オピニオン」というコーナーに、群馬県片品村の地域おこし協力隊の方が投稿したものです。

空き家の問題は、人口減少の進む日本全体の問題となっています。

田舎の場合は、空き家があったとしても、その所有者が遠方に離れているなどにより、うまく情報を所有者と共有できないという問題があります。

記事に記載のあるように、家というものは、人が住まなくなると1ヶ月で老朽化が始まるようです。人の住まない家屋は、空気の入れ替えを行われないことで老朽が早まっていきます。

年に1・2度の帰省だけでは、家屋が老朽化していくのです。

各自治体には、空き家バンクという取り組みを行ってはいますが、まだまだ登録される物件が少ないことから利用が少ない状況です。

記事にあるように、家に対するニーズは様々です。そのため、空き家バンクへ登録される物件が多ければ多いほど、多様性を持ち、空き家の利用を探している人にとって使いやすいものとなります。

空き家のままなのか、そこに人が住んでいるかで、その家だけでなく、地域の雰囲気も変わります。

家は使われてこそ意味のあるものなので、利用したいと思ってくれる人に譲ることも必要だと思います。

住まない家をそのままにするとどうなるのか、地域のことを思うことも必要だと思います。

そういうことを考えさせられる記事でした。


新しい住民と連携したまちづくりについて。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス3,5度、最高気温は10,1度となりました。

ただ、日中は風がものすごく強かったです。

昨日の日経新聞に以下の記事がありました。

つくば中心市街地商業施設だよりに限界も

(日経新聞より)

記事によると、茨城県つくば市において、30年以上営業してきたイオンつくば駅前店が、来年2月末までに撤退することを表明していることから、中心市街地の空洞化が進むことを懸念しているそうです。

つくば市は、首都圏からのアクセスが良いことから、首都圏のベッドタウンとして発展してきました。

しかし、ベッドタウンという性質上、つくば市に新たに移住してきた人が多いという特性もあります。

つくば市では、ずっとつくば市に住んでいる人と移住してきた人との交流や協力が、ずっと課題としてあげられています。

記事では、その住民の交流の問題が、今回のイオンの撤退後の中心市街地空洞化で浮き彫りになっているそうです。

記事では、移住者が多いことで、中心市街地活性化に向けての人材の活力不足を指摘しています。

移住者を受け入れるときに、規模の大小の違いはあれど、必ず地元に住む人と移住者との交流という問題が発生します。どのようにして接点を持つべきか、どのようにすれば地域に溶け込むことができるか、受け入れる側、受け入れられる側それぞれ考えるところがあります。

私個人としては、このような住民の交流機会に関する問題は、まず行政が起点となってきっかけ作りをすべきだと思います。地域交流のサポートの役目が行政に求められるのだと思います。

行政がサポートし、交流のきっかけを作り、ある程度下地が出来たら行政が離れる、そんな関わり方が必要だと思います。

人が交わるということは、すごく難しい問題ですが、試行錯誤して解決しなければいけない問題です。

つくば市の今後を見守りたいと思います。


老衰の割合と医療費・介護費の比較。


今日の神流町は、曇りとなりました。

最低気温はマイナス1,4度、最高気温は9,9度となりました。

日経新聞に以下の記事がありました。

「老衰」の地域格差

(日経新聞より)

日経新聞が、人口20万人以上の市区で比較したところ、老衰で亡くなる割合の高い地域は、一人当たりの医療費も少なくなる傾向にあるそうです。

同様に、老衰の割合の高い地域は、一人当たりの介護費用も少なくなる傾向にあるそうです。

記事の中で老衰は、「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死」と定義されています。

老衰で亡くなる年齢自体の定義はなく、人それぞれとのことです。

ただ、今回の分析で分かったことは、老衰で亡くなるということは、直前まで健康で生きている割合が高いということです。

老衰の割合が高いと介護費が低いというデータがあることから、健康で長生きしても介護の負担が少ないということが分かります。

長生きすることが、医療や介護の負担を増やしているのではなく、健康でない期間が長くなることで医療や介護の負担を増やしているのです。

では、老衰で亡くなるまで健康でいられるには、どうすればいいか。記事ではそこまで踏み込んで記載していません。

それでも私は、今回の日経新聞の分析には価値があると思っています。それは、自治体ごとの健康への取り組みの比較に使えると思ったからです。

医療・介護費用の負担は、自治体にとって深刻な問題です。その問題を解消するために、健康への取り組みが先進的である自治体を参考にすることは重要です。

この分析は、そのような取り組みへの参考になると思うのです。


自治体の基金に対する議論について。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス3,2度、最高気温は10,3度となりました。

今日の日経新聞に以下の記事がありました。

自治体の基金予算編成で注目(列島追跡)

(日経新聞より)

来年度予算が、約97兆円というかたちでほぼ決まりそうですが、各自治体とでは地方交付税の金額が削減されるかどうかに注目していました。

地方交付税の総額自体は、地方税の減収もあり、少し減少するようですが、地方消費税の配分など、各自治体への配付額の総額では例年とほぼ同じ金額になるようです。

国から各自治体に交付する税について、今年は各自治体が保有する基金が多いということから、国からの配付額を減らそうという議論が起きました。

基金は自治体の定期預金のようなものです。基金には、いろいろ種類があり、それぞれに利用用途があります。

各自治体が保有する基金の総額が、今年は過去最高になっているという報道がされていました。

国は、この基金が増加していることを理由に、各自治体への配付額を減少することも検討されましたが、今回は保留されました。

ただ、自治体の基金はすぐに減るものではないので、この議論は、今年で終わりではなく来年以降も継続して行われるでしょう。

自治体の立場から言えることは、「ただ将来が心配だから」という漠然とした理由ではなく、基金を積み上げている理由を明確にし、計画性を持った利用を行うよう検討することが必要でしょう。

しっかりとした計画を作るには、将来に対する明確なビジョンが必要です。

基金があるから使おうというのではなく、計画を立てて使っていかなければいけません。

人間の将来設計と同じで、何年後にはこのようなことがあって、ということを検討しておけばよいのです。

財政というものは、限られた資源の分配です。限られているからこそ、しっかりとした計画が必要なのです。

そういうことを考えさせられる記事でした。


任期中の出産・育児に関する環境整備が必要。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス5度、最高気温は13度と暖かくなりました。

上毛新聞に以下の記事がありました。

ママ議員、全国連携へ ネットワーク設立で初会合

(上毛新聞より)

記事によると、出産した女性議員のネットワーク設立に向けた会合が行われたそうです。

地方議会の多くは、まだまだ男性中心の風土のままであり、任期中に出産や育児が行われることを想定された整備がなされていません。

よく国会は、女性議員に対する環境整備が遅れている旨の報道がありますが、地方議会は国会よりもはるかに遅れています。

特に、町村議会では、若い女性議員が少ないためか、女性議員のための環境整備が進んでいません。

このような女性向けの環境整備ができていないことも、議員の担い手不足の要因の一つだと思うのですが、担い手不足解消のために女性向けの環境整備をしようという動きも見られません。

田舎ほど女性は家にいるものという考えが強いため、女性が議員になることに抵抗があるのかもしれません。

今、田舎では女性議員が少ないことから、女性議員のための環境整備に議論が少ないのですが、それでも私は女性のための環境整備に向けた議論はすべきだと思っています。

都市、地方関係なく、女性議員が活躍しやすい社会にしたいものです。


議場で演奏。


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス4,9度、最高気温は9,2度となりました。

議場に元気な音色 木瀬中吹奏楽部 前橋

(上毛新聞より)

記事によると、前橋市議会の12月定例議会の最終日に、議場で中学生による演奏が行われたそうです。

このような議場で中学生が演奏するという取り組みは、県内各地で見られます。

神流町の場合、3月議会のとき、中学生が議場で演奏してくれています。

このようなことが、全国紙で記事になることがありませんが、議場では事件ばかりでなく、こういう心温まることがあるのもいいものです。


地域の公共交通機関維持について


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

最低気温はマイナス5,6度、最高気温は8,3度となりました。

今日の日経新聞に、以下の記事がありました。

近江鉄道「単独での維持困難に」 沿線自治体に協議要請へ
(日経新聞より)

記事によると、滋賀県内で電車やバスを運行する近江鉄道が、将来的には単独で鉄道事業を継続することが困難になることを沿線の自治体に伝えているそうです。

近江鉄道は、1990年代から営業赤字が続いていて、車両やレールの老朽化による保守にも多額の費用がかかることから収支の改善は難しいそうです。

このような地域の貴重な交通手段の営業存続が難しいという話題は、人口減少が進む中で、これからどんどん増えていくでしょう。

地方の公共交通機関は、車を運転できない子どもやお年寄りにとって、とても重要なものです。地方の公共交通機関を維持する意義をあらためて考えなくてはいけない時期に来ています。