月別アーカイブ: 2020年5月

5月8日の群馬県知事記者会見を見て


昨日、今日と神流町は、晴れています。

今日は、朝方少し冷えましたが、これから気温も上昇しそうです。

さて、5月8日に群馬県知事が臨時記者会見を行いました。ポイントの紹介と私なりの解説を行いたいと思います。

今回の記者会見のポイントは、以下のようになっています。

1.群馬県補正予算に、医療従事者への支援金(ありがとう!!ぐんまメディカルスタッフ応援金 5億9400万円)を追加。

2.GW期間中の群馬県内の人の流れの分析結果

3.群馬県内における新型コロナウイルス感染者状況

4.市町村との新型コロナウイルス感染者の情報共有に関する覚書締結

1の医療従事者への支援金は、新型コロナウイルス対策に伴い、大変な勤務をされている医療従事者の方々への支援をするものです。内容は、新型コロナウイルス感染症患者の入院医療従事者に一人最大10万円を支給するなどとなっています。

感染症対策は、非常に体力的にも精神的にも注意を払い、大変なものだと思います。また、医療現場は、自身の感染リスクがありながらも日夜勤務してくれています。そうした方々に支援する取り組みはとても良いものだと私は思います。

感謝の言葉も大事ですが、こうした経済的な支援策があるとより充実した支援につながると思います。

2のGW中の群馬県内の人の流れの分析についてですが、高崎駅周辺、草津温泉、伊香保温泉といった地区の人の移動の状況を分析した結果を発表していました。高崎駅周辺は、群馬県で最も人が集まるところです。草津温泉・伊香保温泉は、群馬県を代表する観光地です。こうした場所においても、今年のGWにおいては、休業要請等の施策を行ったことから人の移動割合が減ったとのことです。

さらに、前橋・高崎・伊勢崎・太田の主要な繁華街の動向を分析した結果についても発表し、繁華街の動向は、今後も注視していくとのことです。

3の群馬県の感染者の動向について、感染者数は累計で147名になっていますが、ここ最近は安定しています。入院患者数も4月22日の107名をピークとし、その後は減少し現在は66名が入院中とのことです。

4の市町村との新型コロナウイルス感染者の情報共有に関する覚書締結ですが、これは群馬県において新型コロナウイルス感染者が発生した当初、県から市町村への情報提供が不足し市町村での対応ができないとの指摘が多かったために開始された取り組みです。今後、徐々に覚書を締結する市町村を増やしていくそうです。
(地方自治法の規定により、高崎市、前橋市は、中核市であることから、自前で保健所を設置しており、感染者情報を入手できますが、他の自治体は県が保健所を管理していることから、県から情報を提供されないと感染者情報を入手できないのです。)

感染者の情報は、非常に重要な情報ですが、デリケートなものでもあるので取り扱いには注意が必要です。そのため、こうした覚書を締結し、情報管理を徹底し、県と市町村間で連携できるようにすることで、より各自治体での取り組みを行いやすくなるものと思います。

5月8日の記者会見は、以上の内容でした。

GWまでは自粛等の要請に耐えられたように見えますが、自粛要請期間が長引くに連れ、それに群馬県民が耐えきれるかが今後の群馬県内の感染者動向に影響を与えると思います。

今後も県の動向に注視していきます。


神流町における特別定額給付金対応について


昨日、今日と神流町は、晴れています。

日中は暖かいのですが、朝はまだ少し肌寒く感じることもあります。

日本政府が新型コロナウイルスに伴う経済対策として、国民一人当たり一律10万円を給付することにした「特別定額給付金」制度について、以前、神流町では早めに申請書を送付する取り組みを行った旨、このブログで記載しました。

神流町では、申請書を早めに送付しただけではありません。

昨日(5月7日)と今日の2日間にわたって、神流町の各集会所に役場職員が出向き、申請書の記入サポートと申請書の受領を行っています。

このような対応を神流町が行う理由は、高齢化率60%を超え、高齢者が非常に多いためです。

また、神流町は、人口約1,700人ほどの小さな自治体です。

今回のような各集会所へ役場職員が出向いて、申請書の記入をサポートするという対応は、高齢者の割合が多く、人口規模の小さい自治体だからこそ出来ることでしょう。

自治体の特性に応じた様々な対応方法があると思います。

外国人の割合の多い自治体であれば、通訳のサポートを付けたりするなど、他にも工夫は考えられます。

自治体の裁量で対応方法を検討すべきでしょう。


5月5日群馬県知事記者会見を見て


今日の神流町は、曇りで夕方から少し雨が降りました。

今日は、5月5日、子どもの日です。

例年であれば、鯉のぼり祭りでにぎわい、多くのご家族が神流町に訪れていただけるのですが、今年は新型コロナウイルス感染防止対策として、鯉のぼり祭りを中止しているため、神流町は静けさに包まれています。

昨日、日本政府から正式に緊急事態宣言の期限を、全都道府県を対象地域として5月末まで延長することが発表されました。

これを受けて、本日、群馬県知事は臨時記者会見を行い、群馬県における方針を発表しました。

本日行われた記者会見の主なポイントは、以下のようになっています。
1.外出自粛や施設の使用停止(営業自粛・休業要請)は、5月末まで延長とする。ただし、「ホテル・旅館等の宿泊施設」及び「ゴルフ場」にかかる措置は5月6日までで終了。

2.小中学生の学習をサポートするオンラインサポート授業を群馬テレビでも放送する(5月7日~29日、平日2時間程度)。

3.授業日数が不足する可能性があるため、県立学校については、夏季休暇期間を短縮することを検討する。市町村立学校の夏季休暇短縮については、市町村の判断となるが、県と市町村で連携を取り歩調を合わせるようにしたい。

4.西村経済財政担当大臣へ要望(地方財源の拡充、教育環境の確保、9月入学の検討)

1の休業要請期間の延長について、休業要請期間が延長となったにも関わらず、既に方針を示した「感染症対策事業継続支援金」の見直しは考えていないようです。

この支援金は、4月25日~5月6日までの期間、休業または営業時間短縮を行った事業者に対し、1事業者あたり20万円までを支援するものです。

休業要請期間を延長するのであれば、支援金の内容も見直すべきだと思いますが、現時点で見直しを検討していないことは事業者にとって非常につらいものになると思います。

また、3の夏季休暇短縮について、本日の記者会見では具体的なところまで説明はありませんでした。市町村立の学校も夏季休暇短縮した場合、どういう具体的な対応を行うのか、今後具体策を明確にしていくべきだと思います。

そろそろ出口戦略を考え、緊急事態宣言解除後にどういう状況になるか、どういう対応が必要になるかを検討しなければいけないと思います。

緊急事態宣言は、県に非常に強い権限を与えます。今後も継続して、県の方針を注視していく必要があります。

 


緊急事態宣言延長後の群馬県の対応はどうなるか


今日の神流町は、朝から曇っていて、昨日よりは少し涼しく感じます。

昨晩は、少しだけ雨も降りました。

ところで、日本政府は、本日にも緊急事態宣言の延長を正式発表すると言われています。

期限は5月末までとの報道もありますが、果たして正式な発表はどうなるか注視する必要があります。

群馬県では、緊急事態宣言の延長前から県立学校の休校期間を「5月末まで」と決めていました。「5月末」に決めた理由は、「学校において集団感染が発生した場合の医療機関等への影響も考慮し、大型連休後、少なくとも2週間程度の感染状況を見極め、その後の対応を検討する期間を確保する必要がある」(群馬県HP「新型コロナウイルス感染症対策のための県立学校の臨時休業等について」より抜粋)とのことでした。

群馬県は5月末まで休校期間を延長することを決めた際、県内の市町村にも同調することを強く要請し、神流町においても小学校・中学校・保育園・学童保育が5月末まで休校・休園となっています。
(神流町の各種学校の詳細は、神流町HPを参照)

群馬県が5月末まで延長した時の理由を見る限りでは、日本政府が緊急事態宣言を延長した場合、休校期間のさらなる延長を求めてきそうな気がします。(私のいらぬ心配であればよいのですが)

もし、群馬県が休校期間をさらに延長するのであれば、休校措置によって学校に通えない子どもたちのサポートにもっとテコ入れすべきです。

5月11日に群馬県議会の臨時議会を開催し、群馬県は新型コロナウイルス対策をメインとした令和2年度補正予算案を提示します。その補正予算案を見ると、総額約152億円のうち「子供たちが安心して『学び』を続けるための取組」として、約30億円ほどの予算がついています。

この約30億円のさらに中身を見てみると、「公立小中学校のICT教育環境の整備」として1億1千万円の予算がついており、その内容は「○公立小中学校におけるICT教育に係る設備(授業支援ソフトウェア)の購入費用を市町村に対して補助」となっています。
※令和2年度補正予算の詳細については、群馬県HPを参照

この内容を見る限りにおいて、ソフトウェアの購入だけであり、その内容や授業支援を具体的にどう行うかまでは分からない状況にあります。

群馬県の要請によって、小中学校の休校期間も延長したのであれば、小中学校の休校に伴う対処に対しても群馬県はしっかりと責任をもって取り組むべきでしょう。

本日発表される予定の緊急事態宣言の延長に伴い、群馬県が果たしてどういう対応を行うのか、しっかりと注視し、不足している対応・不明な箇所があれば意見や問い合わせをする必要があります。

対応を行うということは、責任を伴うものなので、それを意識する必要があるのです。


外出しなくてもできる会議の方法


昨日と今日の神流町は、晴れていて、とても暑くなっています。

昨日は、気温が30度まで上がり、本当に暑くなりました。

新型コロナウィルス感染症対策として、イベントだけでなく、会議も開催が延期や中止となっています。

そんな中、昨日、立憲民主党自治体議員ネットワークのオンライン会議が開催され、私は自宅から参加しました。

昨日の会議は、ZoomというWebシステムを使用し、行われました。

参加者は、全国から70名以上でしたが、実際に合わなくてもインターネットを利用することで会議を実現できることが実感できました。

インターネットの回線速度があまり早くない神流町からであっても、特に問題なく私は会議に参加できました。

会議というと、実際に会って話し合うことにこだわる人もいますが、インターネットが浸透した現代においては、インターネットによる会議をもっと活用すべきだと私は思っています。

インターネットを利用することで、人を招集するための交通費等の費用が節約できるだけでなく、参加者の移動時間の節約でき、時間の有効活用にもつながります。

今回、新型コロナウイルス対策として、Webを活用した会議に注目が集められていますが、もっと早期から着手してもよかったのではないかと思っています。

パソコン等のインターネットを利用するとなると、「使ったことがない」という方は抵抗があると思いますが、一度や二度利用していけば徐々に慣れるものです。

ただ使い方が分からないという理由で使わないのではなく、「利用しないことで損失する利益」と「利用することで得られる利益」をしっかりと考え、どちらにすべきか判断すべき時だと思います。

昨日の会議では、あらためてそんなことを考えさせられました。


神流町における特別定額給付金の対応について


今日から5月です。

今日の神流町は、晴れています。

昨日、国会で2020年度の補正予算が成立しました。

今回の補正予算には、国民一人につき10万円が給付される「特別定額給付金」が含まれています。

この特別定額給付金は、国から自治体に配布され、自治体から住民にさらに配布される仕組みになっています。

給付金が早めに住民に支給できるよう、自治体の中には、独自の取り組みを行うところも出てきています。

神流町においても、給付金の支給を早めるために、町民に向けて申請書の発送を昨日実施しました。

また、高齢者の多い神流町では、申請書の書き方が分からない方のために、記入のサポートを役場職員によって実施される予定です。

こうした給付金の速やかな支給に向けた対応は、小さな自治体だからこそ出来ることです。

生活に必要な資金であるため、迅速な対応が必要となります。

小さな自治体だからこそ、住民に即した対応が可能なのだと思います。