地域での生活」カテゴリーアーカイブ

群馬県も緊急事態宣言対象に、他県との往来制限の効果があるかは疑問


昨日、政府から緊急事態宣言の対象地域追加が発表され、全国に拡大されたことで、群馬県も対象となりました。
安倍首相、全国に緊急事態宣言 7都府県から拡大、5月6日まで
(上毛新聞より)

群馬県では、これまで緊急事態宣言の対象ではなかったものの、山本知事から県民に対して「不要不急の外出は控えるように」という自粛要請は出ていました。

緊急事態宣言が出されたことで、何が変わるかというと、これまで群馬県は事業者への休業要請を行っていなかったのですが、それが法律に基づき行えるようになるそうです。
《新型コロナ》事業者に休業要請 クラブやカラオケ軸 知事方針
(上毛新聞より)

上記のように、既に山本知事は、群馬県内の事業者に対して営業自粛要請を出す方向で検討しているようです。

このような群馬県内に対して営業自粛要請を出すことで、群馬県に在住の方々の移動をある程度抑えることは出来ると思います。

ただ、今回、緊急事態宣言を全国に拡大した政府の目的としては「先に緊急事態宣言対象となった7都府県から他の地域への移動を減少させる」ことだったはずです。

7都府県に緊急事態宣言が出されてから10日間が経ちますが、私が見る限りでは、他県の車やバイクが通行する景色は変わってないように見えました。

群馬県が緊急事態宣言の対象になって、他県からの往来が減るのかというと「減らないのでは」と私は思っています。

神流町のような事業者の少ない地域においても、他県の車やバイクが平然と通行している状況なので、事業者の営業を自粛してもその傾向は変わらないのではと思います。

「田舎は人が少ないから行っても大丈夫だろう」という意識を根本的に変えるような強制的な制限でもかけない限り、首都圏からの往来は止めることができないように思います。

これが私のいらぬ心配であればいいのですが。

「他県からの往来を減らす」ことへの効果があるかどうかは、今後の様子を把握すれば分かることでしょう。


マスクを通じて感じる郷土愛の重み


新型コロナウイルスの影響に伴い、マスクの入手が難しくなっている状況は、神流町も例外ではありません。

神流町だけでなく、群馬県全域において、マスクが品薄状態でなかなか入手できない状況がここ2~3か月ほど続いています。

マスクの品薄状況は、首都圏だけでなく、全国に広がっている状況なのです。

そんな中、昨日、神流町役場から神流町の住民一人あたり3枚ずつのマスクが配布されました。

今回配布されたマスクは、関東神流会および川崎かんな会の皆様より神流町に寄付していただいたものです。

関東神流会・川崎かんな会ともに、神流町出身で町外に在住している方々が構成している団体です。今回のマスクの寄付だけでなく、これまでに様々な活動を通して、故郷である神流町のために活動してくれています。

こうした故郷を思い、故郷のために活動してくれる方々は、本当にありがたいです。

どうもありがとうございます。

マスクが入手しにくい状況は、まだ続いていますが、こうして配布していただけると非常に心強いです。

神流町のような小規模な自治体だからこそ、出身者の記憶にも残り、郷土愛が長く続いているのだと思います。

今回のマスクのケースを通して、郷土愛がいかに重みのあるものかを実感させられました。特に、今回のような緊急事態の時は、助け合いが必要であり、助け合いの源泉として郷土愛が重要になるのだと思います。

本当に感謝しております。


新型コロナの情報の伝え方の工夫


今日も新型コロナウイルスに関する話題を記載したいと思います。

今日の主な話題は、「新型コロナの情報の伝え方」についてです。

新型コロナウイルスの影響や対策について、様々な情報が飛び交っていますが、その主な取得元はインターネットになっているでしょう。

群馬県においても、群馬県知事の記者会見は群馬テレビで放送するだけでなく、Youtubeでも配信しています。

なぜテレビだでなく、Youtubeでも配信するのか。テレビは録画でもしていない限り繰り返し見ることができませんが、Youtubeであれば見逃した場合もあとから見ることが可能です。また、テレビと異なって、Youtubeは配信時間も制限がなく、24時間好きな時間に配信することができます。さらに、Youtubeであれば、群馬県民だけでなく、全世界から参照できるというメリットもあります。

したがって、Youtubeを活用することで、①繰り返し視聴できること、②閲覧できる時間の制限がないこと、③全世界から閲覧できること、という大きく3つのメリットが考えられます。

このような特徴は、Youtubeだけでなく、他のSNS等、様々なネットメディアに言えることだと思います。

こうしたネットを活用した情報配信は、非常に評価できる取り組みですが、果たしてこの取り組みだけでいいのではないかと私は思います。

過去の群馬県知事の記者会見でもおっしゃっていましたが、「今回の新型コロナで重症化しやすいのは、主に高齢者。そのため、高齢者に対して情報を伝えることが重要となるが、高齢者層はネットを利用しない人が多い。高齢者層への情報の伝え方を考えたい」とのことです。

私もこの意見に同感です。

現在は、スマホやWifi設備等の普及によって、あらゆる場所でネットに接続でき、情報の取得を行うことができるようになっています。しかし、高齢者層は、スマホ等のネット接続機器を保有していない、もしくは、持っていても使いこなせない人が多いという特徴があります。そのため、高齢者層に対して、ネットではない他の手段で情報を伝えることが必要になるのです。

高齢者層へ情報を伝える手段として有効だと考えられるのは、①新聞、②テレビ、③回覧といった方法です。①新聞②テレビはコストがかかるため、頻繁に行うことは難しいです。③回覧については、緊急時の連絡が難しいといった欠点があります。

私の住む神流町のような小さな町では、「町内放送」と「町内ケーブルテレビ」が整備されているため、こうした手法を通じてネットを利用できない町民にも情報を伝えることができています。

また、神流町のような小さな町では、隣近所が互いの様子を把握していることから、万が一の時も隣近所で助け合うこともできます。

今回、こうした新型コロナウイルスの影響に伴い、情報伝達としても小さな町でのコミュニティの重要性というものを改めて認識させられました。

これは今回の新型コロナウイルスだけでなく、災害時にも言えることです。

ネットは便利なものですが、ネットだけで全ての人に情報が伝わるわけではありません。ネットを使っても情報が伝わらない層がいることを念頭において、情報伝達手段を検討しなくてはいけません。


神流町における新型コロナウイルスの影響(4月13日時点)


久しぶりの投稿になります。

私の住む神流町においても、新型コロナウイルスに伴う影響が発生しています。

現時点(4月13日時点)で、神流町における感染者は発生していないものの様々な影響が発生しています。

神流町は、人口が1,800人にも満たない小さな町で、高齢化率が60パーセントを超えていることから、人が集まる機会は少ないです。しかし、各種イベント等を開催して、外部から感染者が来た場合に広がる可能性が高いとも言えます。高齢化率の高さから重症化するリスクが高く、病院と医療関係者の数が限られているため、ひとたび感染者が発生すれば医療機関への負担は非常に大きくなることが予想されます。

こうしたことから、神流町役場では、新型コロナウイルスの問題を非常に重いものと考えて各種施策に取り組んでいます。

このブログは、町外の方もご覧になっていただけているようなので、情報共有になればと思い、神流町の状況をお伝えしたいと思います。

1.役場の対応状況について

神流町役場では、新型コロナウイルス対策本部を設置し、各種対応を協議しています。
その対応の一環として、神流町役場のHPにおいて「新型コロナウイルス感染症対策サイト」を開設しています。

この「新型コロナウイルス感染症対策サイト」では、神流町におけるイベントや公共施設の状況などを掲載していますので、町外の方にも是非ご覧になっていただきたいと思います。

2.イベントの状況

各種イベントの状況については、神流町役場HPの「新型コロナウイルス感染症対策サイト」に詳細が記載していありますが、主なものをご紹介したいと思います。

・みかぼ登山大会の中止
毎年4月29日に開催していた神流町の伝統行事である「みかぼ登山大会」が、今年は中止となりました。
これは、昨年10月の台風19号によりみかぼ山へ向かう県道が崩れたことと、登山大会を開催することで人が多く集まることによる新型コロナウイルス感染リスクを高めないために、中止という判断をしたそうです。

・こいのぼり祭り・こいのぼり掲揚の中止
毎年ゴールデンウイークに開催していた神流町の名物である「こいのぼり祭り」を、今年は開催しないことになりました。
また、こいのぼり自体も掲揚しないことになりました。

「こいのぼり祭り」は、例年町外からたくさんの人が訪れ、神流町に活気をもたらしてくれる重要なイベントです。このイベントは屋外で開催するものですが、町外から多く人が訪れることと、出店者の感染対策リスクなどを考慮して、中止という結論に至りました。

「こいのぼり祭り」を楽しみにしていた方々には申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願いします。

上記のイベントはあくまでもごく一部です。町外の方々向けではない、神流町の各地域で開催している伝統行事も中止もしくは規模縮小などの対策を行っています。

3.公共施設の状況

神流町の代表的な公共施設として「恐竜センター」があります。
恐竜センターは、町外からも多数の人が訪れる施設であることから、3月上旬から休館となっています。

恐竜センター以外にも、神流町の体育館や鯉々アイランド会館などの公共施設も現在利用できない状態になっています。

これは人が集まる機会そのものを作らないことで感染するリスクを減らすための対応です。

4.保育所・小学校・中学校・学童保育の状況
当初、4月7日から保育所・小学校・中学校は新年度が開始となったものの、群馬県からの要請を受けて、4月13日から5月6日まで休業となりました。

学童保育についても同様に、4月13日から5月6日まで閉所となっています。ただ、学童保育については、家庭の状況によっては役場に相談し対応を協議するとのことです。

神流町は子供の少ない地域ですが、感染リスクを減らすための対応として、上記の結論に至ったようです。

 

以上が、4月13日時点の神流町の状況です。

新型コロナウイルスは、緊急事態宣言が出された地域だけでなく、あらゆる地域に影響を及ぼしています。

地方の方が都会よりも人と接する機会が少ないため、感染リスクは低いといえど、医療体制が都会ほど充実していないことから深刻な事態に発展しかねません。

こういうときは、状況をしっかりと認識することが重要です。

状況を認識したうえで、各自の行動を考えましょう。


災害に備えるためにイベント中止もやむを得ないと思う


台風19号が近づいています。

この台風19号は、かなり大規模であるため、大きな影響が予想されます。

JR等の公共交通機関においても、12日からの計画運休が検討されているようです。

神流町においても、13日に予定されていた体育祭が中止となりました。

私は、この判断は適切だったと思います。

神流町の体育祭は、年に一度の開催であるため、体育祭を楽しみにしていた方もいるかと思います。しかし、今回の台風に備えることや台風後の対応を行うためには、役場職員をはじめとした多くの方の対応が必要となり、迅速な作業を求められます。

台風への減災や速やかな対応を行うためには、今回の体育祭中止は致し方なかったと思います。

イベントにより町民に活気ややりがいを与えることも重要です。

ただ、災害対応等で住民の生活を守ることも重要です。

こうしたことを考え、時には中止という決断も必要となるのです。

台風19号による被害が出来るだけ少なくなることを願いたいと思います。


「第24回全国小くても輝く自治体フォーラム in 南牧村」に参加して


久しぶりの投稿になります。

この夏は、参議院選挙があったりして、いろいろな活動をしていました。

この夏の活動は、おいおいご報告したいと思います。

さて、私は先週10月4日・5日に南牧村で開催された「第24回全国小くても輝く自治体フォーラム in 南牧村」に参加してきました。

このイベントは、「全国小さくても輝く自治体フォーラムの会」が主催し、小さな自治体を廃止する動きが見られる中で、小さくても自立・自律した道を選び持続可能な自治体の運営を目指す活動を目的としたものです。

今回、私は初めて参加させていただきましたが、参加した自治体には北海道から九州まであらゆる地域の自治体関係者が参加していました。

南牧村は、神流町のすぐ隣の自治体であり、高齢化率が日本一高いことでも有名ですが、環境も神流町と非常に似た状況にありますが、そのような自治体で今回のイベントが開催されたことは非常に意味のあることだと思いました。

このイベントでは、各自治体の取り組みが紹介されました。

1日目は、全体会として、講演やパネルディスカッションが行われました。

2日目は、3つの分科会に分かれ、分科会ごとに異なったテーマで話し合いが行われ、分科会終了後の全体会で「アピール文」が採択されました。

今回参加してみて私が感じたことを記載したいと思います。

地域の資源を活用することが重要

1点目は、「地域の資源を活用することが重要」ということです。これは地域活性化を行う上で、当たり前のように言われることですが、再認識させていただきました。

地域の資源というと特産物だったり、特徴的な景色があったりというところだけを意識しがちですが、それだけではありません。地域の資源は、有形・無形あらゆるものがあります。地域住民のアイデア・地域文化も地域の資源と言えるでしょう。そうした有形・無形を問わず地域の資源を見直すことが重要だということを強く実感しました。

小さな自治体になっても恐れることは無い

2点目は、「小さな自治体になっても恐れることは無い」ということです。市町村合併をして自治体の規模を大きくすることに賛同する人もいますが、大きい自治体になると面積が広くなり、人口も多くなるため、細かいところまで行政の目が届きにくくなるというデメリットがあることも忘れてはいけません。

反対に、小さな自治体であれば、住民ひとりひとりまで行政との顔の見える関係を築くことが出来るだけでなく、「行政の動き」「住民を含めた自治体全体の動き」ともに小回りが利き、素早く動けるようになります。これは、小さな自治体だからこそのメリットと言えるでしょう。

上記2点が、今回私が感じたことです。

これらを今後の活動に活かしていこうと思います。


今年の鯉のぼり祭りは終了


今年も神流町で開催された「鯉のぼり祭り」は、無事に終了しました。(一部の店舗は、明日も営業いたします。)

5/4の夕方に少し雨が降りましたが、それ以外は天候にも恵まれたなかで開催出来ました。

お客様の中には、毎年のように参加してくださっている方もいるようで、5月の連休の風物詩と言っても過言ではないでしょう。

神流町の「鯉のぼり祭り」が、ここまで浸透したのも30年以上継続して開催してきたからです。

こうしたイベントを継続できることに感謝するとともに、継続することの重大さを実感しました。


みかぼ登山


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

今日は、神流町で毎年恒例となっている「みかぼ登山」に参加してきました。

「みかぼ登山」とは、神流町にある西御荷鉾山に登ることです。

毎年4月29日に行われ、老若男女参加する行事となっています。

天候に恵まれたため、山頂からの見晴らしも最高でした。 

こうした伝統行事が行えるのも、地域に人がいるからです。

伝統を当たり前と考えず、伝統が続けられることに感謝します。

 


鯉のぼりあげ


今日の神流町は、終日晴れとなりました。

今日は、神流町での恒例行事となっている「鯉のぼりあげ」に参加してきました。

鯉のぼりは、神流町の4月下旬から5月上旬にかけての風物詩となっています。

画像は、今日あげた鯉のぼりの様子です。

以下の動画は、昨年の鯉のぼりの様子です。

今年の鯉のぼり祭りは、5月1日~5日に開催します。(4月29日・30日にもお店の出店は行われています。)


真冬に戻ったかのような寒さ


3月も下旬に入り、春がもうすぐそこに迫ったかと思いきや、今日は真冬のような寒さとなりました。

今シーズンは、もう使わないと思っていたコートを出して終日着ていました。

昨日までのポカポカ陽気はどこへいったことやら。

季節の変わり目の気候は、とても不安定なようです。