公開講義「新型コロナウイルスの医療現場を知る!」に参加


昨日は、久しぶりの晴れとなり、暑くなりました。

今日の神流町は、曇っています。

昨日、高崎市にある群馬パース大学の公開講義「新型コロナウイルスの医療現場を知る!」に参加してきました。

上の写真は、公開講義の会場の様子です。

群馬パース大学では、年4回ほど公開講義を行っていて、今回の講義はその一部です。

今回の講義では、2部構成で開催され1部が「新型コロナウイルス感染症とPCR検査」、2部が「新型コロナウイルス重篤患者への最後の切り札「ECMO」とは?」でした。

1部の講義では、新型コロナウイルス感染症の特徴と全世界・日本の状況等について説明が行われ、治療薬についての説明もされました。

また、PCR検査は、どういったものなのか分かりやすく説明していただけました。

説明の中で、群馬県のPCR検査は、現在日に100件ほど行われているが、実際の検査体制はもっと多い数の検査に対応できる旨の説明がありました。

私は、なぜ群馬県での検査数を増やせないのか質問したところ、「保健所での対応体制が追い付いていない」「個人医療機関ではPCR検査を実施出来ない」ことを理由として説明されました。

続いて、第2部の講義です。

第2部の講義では、ECMOについての説明です。

上の写真がECMOです。

ECMOは、人口呼吸器と異なり、口ではなく血管につないで血液に直接酸素を供給する装置です。心臓は動いているが、肺が機能していないときに使用される装置とのことです。

参加するまで、ECMOという言葉については知っていましたが、実際にどのようなものかイメージすることは出来ませんでしたが、参加してみて何となくわかったような気がします。

ECMOは、報道等で知られているように、機械があったとしても利用できる人が不足しているという問題があります。血管を機械につなぐという難しい作業が必要となることから、技術を習得する必要があり、すぐには人材を増やせない状況にあるようです。

機械の整備だけでなく、人員の育成も重要であることを理解できました。

今回、このような講義に参加したことで、報道だけでしか得られなかった情報を得ることが出来ました。やはり報道である情報と実際に見る・聞く情報では、得られる情報の内容が異なってきます。現場の声を聴くことの重要性をあらためて実感しました。

新型コロナウイルス感染症への対応策を充実させるには、医療機関の様々な声など、現場の声をしっかりと聞き、それを反映させることが重要だと思います。

現場の声の重要性を理解させられました。


豚熱の拡大が進んでいます。


7月は雨が続くため、神流川はずっと濁ったままです。

もうしばらくの間、神流川が澄んだ状態で流れているのを見ていません。

さて、昨年頃からジワリと話題になっていた豚やイノシシに感染する豚熱が、現在でも本州で感染が拡大しているそうです。
1カ月当たり感染頭数減も… 豚熱イノシシ拡大じわり 19年12県→20年17都府県 各地、防疫を徹底(日本農業新聞より)

豚熱は、人間に感染することはありませんが、豚に感染すると致死性が高いとの特徴があります。そのため、養豚場では、危機感を持っています。

群馬県では、昨年から養豚場でワクチン接種を実施したり、イノシシの侵入を防ぐための金網を設置するなどの対策を実施しています。その成果もあり、群馬県では養豚場での豚熱感染は報告されておりません。
CSF(豚熱)対策について(群馬県HPより)

群馬県でも、昨年、豚熱の感染拡大を防ぐためにイノシシ向けに経口ワクチンを散布しましたが、今年に入っても豚熱に感染したイノシシが発見されています。

人に感染することが無いと言っても、豚に感染してしまったら、養豚業の方々に大きな被害が発生します。

山林に入る際は、消毒を行うなど、引き続き豚熱拡大防止のための対策が必要です。


今年も「神流マウンテンラン&ウォーク」は中止です。


今日の神流町は、朝から雨が降っています。

先週末に続き、今週も雨の降りやすい天気が続くようです。

神流町の恒例行事となっていた「神流マウンテンラン&ウォーク」ですが、昨年に引き続き、今年も中止が決定しました。
【第12回神流マウンテンラン&ウォーク】大会開催中止のお知らせ(神流マウンテンラン&ウォーク公式ブログより)

中止となった理由は、以下の2点です。
1.昨年の台風19号により崩落した道が、まだ復旧していないこと
2.新型コロナウイルス感染症の収束が見えない状況であり、参加者やボランティアスタッフ、町内関係者の安全を担保することが難しいこと

「神流マウンテンラン&ウォーク」は、町外から多くの人が訪れます。

大会前日の前夜祭、そして、その夜には町内への民泊が行われるなど、神流町全体でおもてなしを行っている大会です。

しかし、今年の新型コロナウイルス感染症の広がりにより、上記のようなおもてなしを行うことが難しい状態になっています。

こうした経緯により、昨年の大会が台風19号の影響で中止となったのに続き、今年の大会も中止となりました。

「神流マウンテンラン&ウォーク」は、町内の商店にとっても売り上げを見込むことが出来るイベントでした。

今年は、既に「鯉のぼり祭り」「神流の涼」が中止となり、加えて「神流マウンテンラン&ウォーク」も中止で、神流町の主要なイベントが全て中止という事態になりました。

イベントの中止により、町内商店への影響も大きいと思います。

安全・安心にイベントを開催できるような状態に、早く戻したいものです。


大雨や台風に気を付けないといけない時期


7月になり、2020年も半分が経過しました。

神流町では、雨が降ったり止んだりする天気が続き、神流川は濁りが続いています。

昨晩から今日の朝にかけて、熊本県や鹿児島県を中心に、九州南部で大雨による河川の氾濫等の災害が発生したようです。

日本では、梅雨の時期から秋にかけて大雨や台風による災害が、ここ数年毎年発生しています。

ここまで連続で発生すると、毎年必ず発生するものと思って備えをしっかりとしておくべきかと思います。

大雨や台風は、地震と異なり、天気予報により数日前から予測することが可能です。

自分はどこに避難するのか、避難所の場所を確認しておくことと、防災グッズの準備を怠らないようにしましょう。

ネットの記事で、コロナ禍での大雨や台風災害が発生した時の備えに関するものがあったので、ご紹介します。イラストで分かりやすく記載されているので、参考にしてみてください。

コロナ禍に大雨&台風災害が発生したらどうしたらいい? しっかりと備えておきたい対策集 (1/2)(ねとらぼより)


デジタル化が進めば、多様な方々が社会に参加しやすくなる


今日の神流町は、朝から雨が降っています。

昨日は、暑くなりましたが、雨の日と暑い日が交互にあって、安定しない天気となっています。

雨の日が多いため、神流川もずっと濁っています。

さて、新型コロナウイルス感染症対策として、テレワークが推進されてきました。

テレワークの効果は、通勤時間を短縮できるだけでなく、人との接触を減らせることから、様々な効果をもたらします。

例えば、障がいを持つ方々の社会への参画です。

今年の通常国会では、参議院議員の難病を持つ舩後靖彦氏が、新型コロナウイルス感染症防止対策として国会への登院を控えていました。
舩後靖彦氏が参院本会議に出席 国会内の防疫体制を見定め活動(共同通信より)

これについては、国会議員なのだから出席すべきなどという意見もありましたが、本人にしてみれば難病を患っている身であれば、自身を守るための措置を行うのは当然のことであり、登院を控えるのは選択肢として考えられるべきものです。

舩後さんは、国会休会を呼び掛けたようですが、受け入れられませんでした。

今回のような問題は、インターネットによりオンラインで国会に参加できるようになれば、解決できることだと私は思っています。

難病を持っている方であっても、インターネットを利用して自宅等の感染に不安の無い場所から参加すれば、このような問題は発生しないのです。

新型コロナウイルス感染症対策として、国会だけでなく地方議会においても、デジタル化を進め、登院しなくても参加できるようにすべきだと考えます。

このようにデジタル化を進めることは、あらゆる人に社会への参画の場を広げるきっかけとなるのです。

自宅から外に出ることの出来ない人であっても、インターネットを利用して面談や作業を行うことができれば、自宅に居ながら仕事が出来るのです。

私は全てデジタル化をしろと言っているのではありません。

紙などのアナログの手法も残しつつ、デジタル化も行えるように制度を変えるべきだと考えています。

デジタル機器の利用に抵抗のある人は、これまで通りアナログの手法を使い、デジタル機器を利用したい人はデジタルの手法を利用すればよいのです。

デジタル化で、これまで社会に参画しにくかった人が参画しやすくなることで、多様性が広がり、社会のあらゆる可能性が高まっていくのではないかと思っています。

デジタル化に抵抗のある人にも、こうした観点で考えていただき、理解してもらいたいものです。


6月定例議会 新型コロナ対策を質問


ここ3日間ほど、神流町では曇りときどき雨というどんよりとした天気になっています。

気温は低めなのですが、湿度が高いため、じめじめとして蒸し暑く感じます。

昨日は、6月定例議会が行われました。

議案は、以下のものです。

・令和2年度補正予算
・各種条例案

今回は、定例議会なので、一般質問が可能であり、私は神流町における新型コロナウイルス感染症対策について、質問をさせていただきました。

私にとっての問題意識としては、「神流町のような小さな町で仮に感染者が発生した場合に、役場や診療所の機能は停止せずに事業を継続できるかどうか」でした。

この質問に対し、行政側の回答として、「役場(本庁舎)で感染者が発生した場合は、中里合同庁舎などの施設を活用し事業を継続する。診療所については、万場診療所・中里診療所がそれぞれ利用できることで、事業を継続する。」とのことでした。

神流町は、旧万場町と旧中里村が合併してできたため、庁舎が本庁舎と中里合同庁舎、診療所は万場診療所と中里診療所のそれぞれ2か所ずつ設置されています。

今回の新型コロナウイルス感染症のような緊急時に、こうした2か所の施設が存在することで、事業の継続性が担保できるというメリットが証明できたと私は思っています。

一か所で管理していると、効率的ではありますが、その拠点にトラブルが発生した時に問題となります。そのため、バックアップ機能となる施設の存在が不可欠となります。

行政や医療施設に関しても、事業継続性の観点から見るとバックアップとなる施設の存在の重要性が、今回の新型コロナウイルス感染症の問題で明確になったのではないでしょうか。


複合災害への備えを


神流町では、土曜日・日曜日と激しく雨が降り、神流川は濁っています。

今日の神流町は、晴れて、非常に暑くなりました。

先週から群馬県も梅雨入りし、雨が激しく降る季節となりました。

このような季節になると、大雨を警戒しなくてはいけません。

昨年10月の台風19号による被害に対して、神流町の復旧作業は完了していませんが、次の災害に注意しなくてはいけません。

そして、今年は通常の災害だけでなく、新型コロナウイルス感染症にも注意しなくてはいけません。

災害時に、避難所へ避難すると密集・密閉・密接の「3密」状態になり、避難所で新型コロナウイルス感染症が広がる可能性があります。

避難所における2次災害となるかもしれません。

こうした自然災害と避難所での感染が合わさった「複合災害」について、今年は非常に危機意識が高まっています。

内閣府防災情報ページには、複合災害に備えて、避難所運営の注意点などの情報が掲載されています。

こうした情報を参考に、複合災害を意識して準備しておく必要があります。

感染症のリスクは、今年始まったものではなく、昔からあるものですが、今年は新型コロナウイルス感染症が全世界に広がったことで感染症リスク回避に向けて注意力が高まっているようです。

この機会に、複合災害に対応した形式に、避難所運営等の防災計画についても見直す必要があると思います。


新型コロナによってお店の風景が変わった


昨日、今日と神流町は、非常に暑くなっています。

昨日は夕方にかなり強めに雨が降りました。

さて、新型コロナウイルス感染症の脅威は、まだ続いていますが、新型コロナウイルス感染症によりお店の風景もすっかり変わってしまいました。

あらゆるお店で、入店する際にマスクの装着を依頼され、入口には消毒液が設置されており、入店前に消毒を行っていただくよう記載が見受けられます。

また、売っている品物についても、これまでマスクや消毒液を売っていなかったようなお店でも販売するようになりました。

2~3ヶ月前には想像出来なかった状況ではないかよ思います。

新型コロナウイルス感染症の脅威により、社会が変わったことがよく分かる例かと思います。

今回記載した例は、目に見える部分ですが、目に見えないところ、例えば人々の意識なども大きく変わっています。

町を歩く人は、皆マスクを着けていることも意識があ変わった例と言えるでしょう。

短期間のうちにここまで社会を変えてしまう、ウイルスのエリア影響力の大きさを感じました。


改正公選法の成立を受けて


昨日の神流町は、晴れとなり、非常に暑くなりました。

今日も晴れて、昨日の暑さが続くようです。

昨日、国会にて改正公職選挙法が成立しました。
改正公選法が成立 選挙カーなどの費用 町村選挙でも公費負担(NHKより)

今回の改正のポイントは、町村長・町村議選における公費補助の仕組みが追加されたことです。

これまでも県議・市議レベルの選挙では、①選挙カー、②選挙ポスター、③公選ビラの配布や公費で補助される仕組みが導入されていました。

しかし、町村長や町村議会選挙レベルでは、「選挙区の面積が狭い」「有権者人口が少ない」との理由から、①選挙カー、②選挙ポスターの公費補助が導入されていなかっただけでなく、③公選ビラにおいては公費補助が無いだけでなく、町村議選で配布することも禁止されていました。(町村長選では、公選ビラの配布は可能でしたが、公費補助がありませんでした。)

自治体の選挙でも、扱いの不公平さを私は感じていましたが、今回の改正公選法が成立したことで、町村長・町村議の選挙も他の選挙との公平感が出てきたかと思います。

ただ、改正内容は、公費補助が追加されただけではありません。

これまで町村議会議員選挙に出馬する際、供託金は必要ありませんでしたが、今回の改正により町村議会議員選挙においても「供託金15万円」が必要となりました。

供託金が必要となった理由は、安易な立候補を抑えるためとのことですが、これまで供託金が無かった場合でも「立候補者不足」の状態になっていたにも関わらず、供託金が導入されたことで立候補することへのハードルが高くなったと感じる人がいるのではないかと危惧しています。

小さな自治体の選挙では、法定得票数に満たない可能性が少ないので、供託金が返却されない可能性は低いと思いますが、供託金が本当に必要な制度なのかは考え直していただきたいところです。

また、供託金を納める場合、手続きは法務局で行う必要があります。神流町からの最寄の法務局は高崎市か富岡市なので、立候補届け出に必要な資料をそろえるために、わざわざ高崎市か富岡市まで行かないと手続き出来ないことも立候補への障壁になると思います。

供託金の電子申請制度も整備していただければ、もっと立候補しやすい環境が整うのではと思います。

いろいろと記載しましたが、今回の改正公選法が成立したことによって、町村長・町村議会選挙の環境が向上したことは確かだと思います。

首長や地方議会の成り手不足解消のため、今後も様々な環境整備を期待します。


テレワークの普及が地方に好機となるかも


昨日は、夕方から夜にかけて、神流町でも短時間に激しく雨が降りました。

今日は、晴れ時々曇りという天気になっています。

私は、昨日と今日、WEBでの会議を行いました。

神流町に居ながら、群馬県だけでなく、全国津々浦々の方々とインターネットを使って同時に会議が出来ることは非常に便利なことだと感じています。

昨日、NHKスペシャル「令和未来会議 危機をどう乗り越えるか?コロナ時代の”仕事論”」(NHKのサイトより)を少し見ました。

内容は、新型コロナウイルス感染症の広がりにより、企業の業績がマイナスに働くだけでなく、業態事態の変化や働き方も変わるというものでした。

新型コロナウイルスの脅威が続く限り、企業にとっては非常に厳しい状況が続くと思います。

ただ、番組の中で私が気になったのは、今、テレワークが普及する中で東京から地方に移住したという旨の発言があったことです。

テレワークは、インターネット環境さえあれば、それ以上の条件は必要ありません。

テレワークの普及で、これまで都市部でないと出来ないと思われていた仕事が、地方でも出来ることが認識されてきているように思われます。

地方でテレワークを活用すれば、自然の中で働くことが出来るのです。地方には、都市部のような満員電車のストレスもありません。

テレワークの普及は、地方にとっては好機と考えてもよいでしょう。

都市部へ集中することが、感染症拡大に弱いことが、都市部に感染者が多いことからも証明されたと思います。

リスクを分散するためにも、地方へ住む場所を分散することが必要なのです。

仕事は実際に人と会わなければ出来ない、と思う人もいるかもしれませんが、テレワークを一度やってみると、意外と不便なく仕事が出来ることを実感すると思います。

医療や介護など、テレワークの導入が難しい職種も確かにあります。すべての業種にテレワークを導入するのではなく、可能な限り導入していこうと考えることから始めればいいのではないかと私は思います。